魚介類

ミル貝(魚介類)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
非推奨(常温保存は不可)
冷凍保存
約1ヶ月(殻付きのまま)
未開封 購入後1日(冷蔵)
開封後 1〜2日(冷蔵・砂抜き後)

ミル貝は鮮度が命の貝類です。結論として、冷蔵保存は1〜2日、冷凍保存は約1ヶ月が目安です。適切な砂抜きと保存方法を守れば、風味と栄養を長く保てます。

ミル貝の基本情報

ミル貝(学名: Mercenaria mercenaria)は軟体動物門二枚貝綱に属し、主に日本海側で漁獲されます。ビタミンB12、亜鉛、鉄分が豊富で、免疫機能や貧血予防に役立ちます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

一般的に、賞味期限は品質が保証される期間、消費期限は安全に食べられる最終期限です。ミル貝は生鮮食品のため、販売店が表示するのは主に消費期限となります。目安は以下の通りです。

  • 冷蔵(未開封・生状態): 賞味期限は約1日、消費期限は購入後2日以内が安全です。
  • 冷蔵(砂抜き後・開封): 1〜2日以内に調理するのが望ましいです。
  • 冷凍(殻付き): 賞味期限は約1ヶ月、消費期限は冷凍保存開始から1ヶ月以内が目安です。

保存方法の詳細

常温

ミル貝は常温保存に適さず、すぐに腐敗が進行します。購入後は必ず冷蔵または冷凍へ移してください。

冷蔵保存

1. 砂抜きは必ず行う(塩水に2〜4時間浸す)。
2. 砂抜き後は清潔な布で水分を拭き取り、密閉容器またはジップロックに入れる。
3. 冷蔵庫の温度は0〜4℃に保ち、できるだけ早めに調理する。

冷凍保存

1. 砂抜き後、殻付きのまま冷凍すると身が乾燥しにくくなります。
2. 1枚ずつラップで包み、ジップロックに入れて空気を抜く。
3. -18℃以下の冷凍庫で保存し、1ヶ月以内に使用する。

保存容器や包装のおすすめ

・冷蔵時は通気性のあるプラスチック容器か、軽く蓋をした皿に入れ、上から湿ったキッチンペーパーをかぶせると乾燥を防げます。
・冷凍時は個別にラップで包んだ後、二重ジップロックに入れると霜焼きを防止できます。

季節別の注意点

ミル貝は春から初夏にかけてが最も肥育が良く、味が濃厚です。この時期は特に鮮度が高いため、購入後すぐに調理するか、冷蔵で2日以内に使い切ることをおすすめします。冬季は水温が低くなるため、漁獲量が減少しやや硬めになることがありますが、保存期間は変わりません。

まとめ

ミル貝は「砂抜き→冷蔵で1〜2日、冷凍で約1ヶ月」の保存が基本です。保存容器は密閉できるものを選び、冷蔵は0〜4℃、冷凍は-18℃以下を保ちましょう。腐敗サインを見逃さず、鮮度の良い状態で調理すれば、栄養と旨味を最大限に楽しめます。

保存のコツ

砂抜きは必ず塩水で2〜4時間行う
冷蔵は湿ったキッチンペーパーで覆い、乾燥を防ぐ
冷凍は殻付きのまま個別にラップで包み、ジップロックに二重封入する
保存容器は密閉できるプラスチック容器かジップロックを使用する
冷蔵庫の温度は0〜4℃に保ち、冷凍庫は-18℃以下に設定する

腐敗の見分け方

殻が開いている
身がべたつき、ぬめりが出る
異臭(腐敗臭、アンモニア臭)がする
色が灰白色や黒ずんで変色している
カビや菌糸が表面に見える

よくある質問

A
はい。ミル貝は砂が体内に残りやすいため、購入後すぐに塩水(海水と同等濃度)に2〜4時間浸して砂抜きすることが推奨されます。砂抜きが不十分だと調理時に砂が混入し、食感が損なわれます。
A
鮮度の良いミル貝は殻が閉じているか、軽く触ってもすぐに閉じます。殻が開いたままの場合は、軽く叩いて閉じない場合は鮮度が低下しています。また、身が透明感のある白色で、異臭がしないことも重要です。
A
はい、殻付きのまま冷凍保存が可能です。砂抜き後に殻を拭き取り、個別にラップで包んでジップロックに入れ、-18℃以下で保存します。保存期間は約1ヶ月が目安で、長く保存すると身がやや硬くなることがあります。
A
調理後はすぐに冷ましてから、密閉容器に入れて冷蔵(0〜4℃)で保存し、2日以内に食べ切るのが安全です。再加熱する際は中心温度が75℃以上になるよう十分に加熱してください。
A
ビタミンB12やミネラルは熱や光に弱いので、保存時は暗所で低温(冷蔵は0〜4℃、冷凍は-18℃以下)に保ち、できるだけ早く調理するのがベストです。特に冷凍保存は殻付きのままにすると、内部の水分が蒸発しにくく栄養ロスを抑えられます。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

大塚 絵里

大塚 絵里 管理栄養士

中堅スタッフ / 公認スポーツ栄養士

早稲田大学 スポーツ科学部

管理栄養士 (2014年) 公認スポーツ栄養士 (2017年) NSCA-CPT (2015年)

専門: アスリートのウェイトコントロール、筋肉量維持の食事法、サプリメント活用

フィットネスクラブ専属栄養士を経て、医学的知識を深めるため病院へ転職。地元の市民マラソンチームや高校部活動への出張講義も担当。

1,680件以上の記事を監修

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください