マングローブガニは、購入後すぐに適切に保存すれば、冷蔵で約2日、冷凍で約2‑3ヶ月鮮度を保てます。ここでは、賞味期限と消費期限の違い、保存のポイント、腐敗の見分け方をわかりやすくまとめました。
マングローブガニの基本情報
マングローブガニは熱帯・亜熱帯のマングローブ林に生息する小型の甲殻類です。外観は小さめの蟹で、殻は淡い黄褐色。身は甘みがあり、刺身や蒸し料理、炒め物に利用されます。栄養面では、100gあたり約68kcal、タンパク質が10‑12g、ビタミンB12やミネラル(亜鉛、銅)を豊富に含みます。
賞味期限・消費期限の違いと目安
※包装が未開封の場合と開封後(調理済み)の違いで表記します。
- 賞味期限(未開封):製造日から約7日以内が目安です。加工・真空包装されている場合は、包装に記載された日付を優先してください。
- 消費期限(開封・調理済み):調理後は冷蔵で2日以内に食べ切ることを推奨します。
保存方法の詳細
常温
常温での保存は推奨できませんが、どうしても必要な場合は、直射日光や高温を避け、30℃以下の涼しい場所で最大2時間までに留めてください。
冷蔵(0〜4℃)
未開封の生ガニは、パックのまま冷蔵庫のチルド室で保存し、2日以内に使用してください。調理済みの場合は、密閉容器に入れ、同様に2日以内に食べ切ります。
冷凍(-18℃以下)
長期保存したいときは、できるだけ早く冷凍します。以下の手順で行うと品質が保たれます。
- 余分な水分をキッチンペーパーで拭き取る。
- 平らなトレイに広げ、1枚ずつ凍らせる(急速凍結)。
- 凍ったらジップロックや真空パックに入れ、空気を抜く。
- -18℃以下で保存し、2〜3ヶ月以内に使用する。
保存容器・包装のおすすめ
・未開封は必ず包装のまま冷蔵・冷凍。
・開封後は、密閉できるプラスチック容器かジップロック袋を使用し、できるだけ空気を抜く。
・冷凍時は、凍結焼け防止のために二重包装が効果的です。
季節別の注意点
マングローブガニは主に暖かい季節に漁獲されますが、輸入品は通年供給があります。特に夏場は外気温が高くなるため、購入後はすぐに冷蔵庫へ入れ、冷凍保存を検討してください。冬季は供給が安定しやすく、鮮度が保ちやすい傾向があります。
まとめ
マングローブガニは、適切に冷蔵・冷凍すれば2日〜3ヶ月と比較的長く保存できます。腐敗サインを見逃さず、密閉容器での保存と早めの冷凍を実践すれば、栄養と風味をしっかりキープできます。