魚介類

キハダマグロ(魚介類)の賞味期限と正しい保存方法

2026年2月7日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
常温保存は非推奨です
冷凍保存
冷凍(-18℃以下)で2〜4週間
未開封 購入日から冷蔵で3日以内
開封後 開封後は1〜2日以内に使用

キハダマグロは新鮮さが命のその他です。冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間保存できるのが目安です。ここでは賞味期限・消費期限の違いから、最適な保存方法、腐敗サインの見分け方まで、管理栄養士が具体的に解説します。

キハダマグロの基本情報

キハダマグロ(Yellowfin tuna)は、体長が1.5 m前後に達する高速回遊魚です。脂肪が適度に乗り、刺身・寿司はもちろん、ステーキや缶詰にも利用されます。100 gあたりと低カロリーで、たんぱく質が豊富(約23 g)です。ビタミンB群やミネラル(セレン、マグネシウム)も含まれ、バランスの良い栄養源です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる期間で、風味や食感が最良の状態を保つ期間です。キハダマグロは加工品(例:缶詰)に限り賞味期限が設定されます。
消費期限は安全に食べられる最終日です。生鮮のキハダマグロは消費期限が表示されることが多く、冷蔵保存で1〜3日、冷凍保存で2〜4週間が目安となります。

保存方法の詳細

常温

キハダマグロは常温保存は非推奨です。温度が上がると細菌が増殖しやすく、腐敗が急速に進みます。

冷蔵保存(0〜4℃)

  • チルド室(約0℃)で保存すると、1〜3日間鮮度を保ちやすい。
  • 購入後はすぐに冷蔵庫へ移し、内臓・血合いは取り除く。
  • 表面の水分はキッチンペーパーで軽く拭き取り、密閉容器やジップロックに入れる。

冷凍保存(-18℃以下)

  • 下処理(内臓・血合い除去、軽く塩を振る)後、フリーザーバッグや真空パックに入れる。
  • できるだけ空気を抜き、急速冷凍モードがある場合はそれを使用する。
  • 保存期間は2〜4週間が目安。長期間保存すると食感が劣化しやすい。

保存容器や包装のおすすめ

・ジップロックや真空パックは空気を遮断し、酸化を防ぎます。
・保存用容器はプラスチック製よりも、食品保存に適したガラスやステンレス製が衛生的です。
・冷凍時はラップで包んだ後、さらにジップロックに入れると二重の防護ができます。

季節別の注意点

キハダマグロは主に夏場に漁獲量が増えるため、夏季は市場に流通する量が多く、比較的安価で手に入ります。ただし、夏は気温が高いため、購入後はできるだけ早く冷蔵・冷凍し、温度管理に注意が必要です。冬季は漁獲量が減少し、鮮度が保たれたものが少なくなることがあります。

まとめ

キハダマグロは冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間保存が目安です。内臓や血合いを取り除き、塩を軽く振ってから密閉容器に入れると臭みが抑えられ、鮮度を長持ちさせられます。腐敗サイン(変色・異臭・ぬめり・カビ)に注意し、適切な温度管理で安全に美味しく楽しみましょう。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫のチルド室へ入れる
内臓や血合いは取り除き、清潔な容器に入れる
表面の水分はキッチンペーパーで軽く拭き取る
ジップロックや真空パックで密閉保存する

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
ぬめりがある
表面に白いカビが生えている

よくある質問

A
はい。刺身用に薄切りした状態では冷蔵で1日以内が安全とされていますが、加熱調理済み(ステーキ・煮付け)にすると表面が熱で殺菌されるため、冷蔵で2〜3日まで延長できます。
A
血合いは酸化が早いため、下処理で必ず取り除き、塩を軽く振ってから冷蔵・冷凍すると酸化を抑えられます。特に冷凍前は血合いを除くことが品質保持のポイントです。
A
冷蔵庫で12〜24時間かけてゆっくり解凍するのが最もおすすめです。急速解凍(流水や電子レンジ)は表面が急激に温まって水分が流出し、食感が損なわれやすいです。
A
鮮度の目安は、肉の色が鮮やかな赤色でツヤがあり、血合いが透明で血の染みが少ないことです。また、押したときに凹みがすぐに戻るかどうかで弾力性を確認できます。
A
下処理(内臓・血合い除去、軽く塩を振る)をしないと、内部の酵素と細菌が活発になり、冷凍後に解凍した際に臭みや変色が出やすくなります。したがって、必ず下処理を行ってから冷凍することを推奨します。
A
冷蔵保存は0〜4℃、冷凍保存は-18℃以下が最適です。特にチルド室(約0℃)で保存すると、鮮度が長持ちしやすくなります。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

情報の信頼性について
監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください