キビナゴは鮮度が落ちやすい魚介類です。冷蔵・冷凍それぞれの保存期間を守り、適切に管理すれば、購入後1週間程度は美味しく食べられます。

キビナゴの基本情報

キビナゴは細長い銀色の小魚で、主に刺身や酢の物、天ぷらに利用されます。100gあたり約68kcalと低カロリーで、ビタミンB12やDHA・EPAなどの良質な脂質が含まれます。鮮度が落ちると臭みが強くなるため、保存が重要です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

加工品や真空包装された状態で販売されている場合は「賞味期限」が表示されます。未開封で冷蔵保存した場合は、製造日から約7日が目安です。開封後はできるだけ早く使用し、3日以内に食べ切ることをおすすめします。冷凍保存の場合は、賞味期限は約2か月(8〜10週間)です。

保存方法の詳細

常温

キビナゴは常温保存に向いていません。購入後2〜4時間以上室温に置くと、細菌増殖が進みやすくなります。

冷蔵

・未開封の真空パックは冷蔵のチルド室で保存し、7日以内に使用。
・開封後は密閉容器に移し替え、できるだけ早く(3日以内)に消費。

冷凍

・生のまま小分けにしてジップロックや真空パックに入れ、平らにして凍らせる。
・冷凍保存での目安は8〜10週間(約2か月)。解凍は冷蔵で自然解凍するか、流水で急速解凍が適しています。

保存容器や包装のおすすめ

・ジップロックや真空パックは酸素を遮断し、鮮度保持に効果的です。
・冷蔵保存時はチルド室用のトレイや皿に乗せ、余分な水分がたまらないようにします。

季節別の注意点

キビナゴは春から夏にかけての漁獲が多く、比較的鮮度が保ちやすいですが、夏場は気温が高くなるため、購入後はすぐに冷蔵・冷凍することが重要です。冬季は供給が少なくなることがあるため、冷凍保存で備蓄すると便利です。

まとめ

キビナゴは鮮度が落ちやすい魚介類ですが、冷蔵で約7日、冷凍で約2か月を目安に保存すれば、美味しさと栄養価を保てます。密閉容器での保存、余分な水分除去、早めの使用を心掛けましょう。