カサゴは鮮度が落ちやすい白身魚です。結論として、冷蔵保存は2日以内、冷凍保存は2ヶ月までが目安です。この期間を守れば、風味と栄養を損なわずに安全に食べられます。
カサゴの基本情報
カサゴは主に沿岸の岩礁帯に生息する底生魚で、身は淡白で柔らかく、刺身や煮付け、フライに適しています。100gあたり約78kcal、たんぱく質は約16g、ビタミンB12やDHA・EPAといったオメガ3系脂肪酸を含み、健康維持に役立ちます。
賞味期限・消費期限の違いと目安
・賞味期限(ベストエンド)は、風味・食感が最も良い期間を示します。カサゴは冷蔵で約2日、冷凍で約2ヶ月が目安です。
・消費期限(ユースバイデート)は安全に食べられる最終日です。真空包装や冷凍の場合は、包装に記載された期限を必ず確認してください。
保存方法の詳細
- 常温:購入後30分以上放置しないでください。常温での保存は細菌増殖が速く、2時間を超えると安全性が低下します。
- 冷蔵(0〜4℃):鮮度を保つために、購入後すぐに氷水に軽く浸し、密閉容器またはラップで包んで保存します。目安は2日以内です。
- 冷凍(-18℃以下):血合いと皮を取り除き、1枚ずつラップで包んでからジップロックに入れます。急速冷凍が可能なら、24時間以内に凍結し、保存期間は約2ヶ月です。
保存容器や包装のおすすめ
・密閉できるプラスチック容器や真空パックは酸素を遮断し、酸化を防ぎます。
・冷凍時はフリーザーバッグに空気を抜くことで霜焼きを防止できます。
季節別の注意点
カサゴは秋から冬にかけてが旬です。特に冬場は水温が低く脂が乗りやすくなるため、鮮度が保ちやすい反面、保存中に表面が乾燥しやすくなるので、ラップでしっかり覆うことが重要です。
まとめ
カサゴは鮮度が命の魚です。冷蔵は2日以内、冷凍は2ヶ月以内を目安にし、密閉容器・ラップで酸素・乾燥を防げば、風味と栄養をしっかりキープできます。疑わしい場合は無理に食べず、適切に処分しましょう。