魚介類

冷凍カニ(魚介類)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を長持ちさせるコツ

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
非推奨
冷凍保存
2〜3週間
未開封 製造日から約2〜3週間
開封後 冷蔵で1〜2日以内

冷凍カニは、解凍後でも美味しさを保つための保存方法が重要です。ここでは、賞味期限・消費期限の目安と、最適な保存手順をまとめました。

冷凍カニの基本情報

冷凍カニは甲殻類に属する魚介類で、主に殻付き・むき身の形で市販されています。冷凍保存により、漁獲後すぐに鮮度が固定されるため、季節に左右されずに楽しめます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

  • 賞味期限(未開封): 冷凍状態で約2〜3週間が目安です。製造日からの目安はパッケージに記載されています。
  • 消費期限(開封後): 冷蔵保存で1〜2日以内に食べ切ることが推奨されます。開封後はできるだけ早めに調理してください。

保存方法の詳細

常温

常温保存は非推奨です。解凍が進み、細菌増殖が急速に起こります。

冷蔵保存

冷蔵(0〜5℃)での保存は、解凍したカニを1〜2日以内に使用する場合に限ります。保存容器は密閉できるプラスチック容器かジップロック袋を使用し、余分な水分を拭き取ってから入れましょう。

冷凍保存

未開封の状態であれば、-18℃以下の冷凍庫で2〜3週間保存可能です。開封後はすぐに小分けにし、空気を抜いた密閉容器に入れ替えると、品質劣化を抑えられます。

保存容器・包装のおすすめ

  • 真空パックまたはジップロック袋で空気をできるだけ抜く。
  • アルミ箔やフリージング用ラップで二重包装すると霜付きを防止。
  • 小分けにした場合は、1食分ずつ個別に包装し、必要な分だけ解凍。

季節別の注意点

カニは漁獲時期が限られるため、シーズン前後は供給が不安定になることがあります。特に春先は漁獲量が減少しやすく、品質が低下しやすいので、信頼できる販売店で購入し、早めに消費することが重要です。

まとめ

冷凍カニは正しい冷凍・冷蔵管理で、賞味期限の2〜3週間(未開封)・1〜2日(開封後)を目安に安全に楽しめます。保存容器の選び方や解凍時のポイントを押さえて、カニ本来の甘みと旨味をしっかりキープしましょう。

保存のコツ

購入後すぐに冷凍庫へ入れる
解凍したらなるべく早く調理する
密閉容器またはジップロックで空気を抜く
水分を拭き取ってから保存する
小分けにして必要分だけ解凍する

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
ぬめりがある
カビが生えている
肉質が柔らかくなりすぎている

よくある質問

A
はい、殻付き・むき身ともに凍ったまま鍋やフライパンで加熱すれば、解凍による水分流出を抑えて旨味が残ります。ただし、厚みがある場合は中まで火が通りやすいように弱火でゆっくり加熱すると安全です。
A
解凍後に肉が白くハリがあり、異臭がしないことが鮮度の目安です。変色(黄変や黒ずみ)や粘りがある場合は鮮度が低下しています。
A
サラダに使用したカニは、混ぜ合わせたらなるべく早く食べるのがベストです。残った場合は、別容器に移し、冷蔵で1日以内に消費してください。ドレッシングと混ぜたまま長時間保存すると水分が出やすくなります。
A
栄養素の流出を防ぐには、急速冷凍された状態で保存し、解凍は冷蔵室でゆっくり行うのが効果的です。電子レンジで急速に解凍するとビタミンB群が減少しやすくなります。
A
漁獲時期(主に冬季)が近いほど、カニ本来の甘みと身の締まりが良くなります。シーズン外に流通するものは、漁獲後すぐに冷凍されたものが多く、鮮度は比較的保たれますが、味の濃さに差が出やすいです。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「家庭での食中毒予防」
日本水産学会誌(冷凍甲殻類の品質保持に関する研究)

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

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野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください