魚介類

カマスの開き(乾物)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
未開封で約180日、開封後は約30日まで
冷凍保存
冷凍保存で約12ヶ月(-20℃以下)
未開封 製造日から約180日(未開封)
開封後 開封後約60日以内

カマスの開きは、乾燥させた魚の加工品で、正しい保存をすれば半年以上長持ちします。ここでは賞味期限・保存方法・安全対策をまとめ、鮮度を保つコツをご紹介します。

カマスの開きの基本情報

カマスの開きは、カマス(コビア)を開いて骨と内臓を取り除き、塩やその他で軽く味付けした後、低温で乾燥させた乾物です。保存性が高い反面、乾燥状態が崩れると品質が低下しやすいので、適切な保管が重要です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

乾物は「賞味期限」が表示されることが一般的です。賞味期限は風味や食感の目安であり、適切に保存すれば期限を過ぎても安全に食べられることがあります。一方、開封後は湿気や酸素に触れるため、賞味期限が短くなります。

  • 未開封・常温保存:製造日から約180日(6ヶ月)
  • 未開封・冷蔵保存:同上でも温度が低い分、風味はさらに長持ち
  • 開封後・常温保存:30日以内を目安に使用
  • 開封後・冷蔵保存:60日以内が安全な目安
  • 冷凍保存(-20℃以下):約12ヶ月保存可能

保存方法の詳細

常温(室温)保存

未開封の状態で、直射日光・高温多湿を避け、風通しの良い涼しい場所に置きます。開封後は、湿気が入り込まないように密閉容器に移し替えてください。

冷蔵保存

開封後は、ジップロックや密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室(約5〜10℃)で保管します。湿度が低すぎると乾燥が進むため、容器内に乾燥防止シートを入れると効果的です。

冷凍保存

長期保存したい場合は、-20℃以下の冷凍庫で保存します。冷凍することでアニサキスなどの寄生虫リスクも低減できます。使用時は冷蔵庫で自然解凍するか、低温の湯で軽く温めてから調理してください。

安全性対策(アニサキス)

乾燥魚でも稀にアニサキスが残存する可能性があります。-20℃以下で24時間以上冷凍するか、加熱(中心部が75℃以上になるように)してから食べることを推奨します。

保存容器・包装のおすすめ

  • 密閉できるプラスチック容器またはジップロック
  • 真空パックが可能なら、空気を抜いて保存
  • アルミホイルで二重に包んでから保存容器に入れると光と酸素の侵入を防げます

季節別の注意点

夏場は湿度が高くなるため、常温保存は特に注意が必要です。できるだけ冷蔵または冷凍で保管し、開封後は早めに使用しましょう。冬場は低温が保ちやすいので、常温でも比較的長持ちしますが、急激な温度変化は結露の原因になるので注意してください。

まとめ

カマスの開きは乾物ならではの長期保存が可能ですが、開封後は湿気と酸素が品質低下の主因です。未開封は常温で約180日、開封後は冷蔵で約60日、冷凍で約12ヶ月が目安です。アニサキス対策として冷凍または加熱を行い、保存容器は密閉・遮光性の高いものを選びましょう。正しい保存で、カマスの開きの風味と栄養を長く楽しめます。

保存のコツ

開封後は密閉容器に移し替える
直射日光と高温多湿を避ける
冷蔵保存時は湿度管理シートを併用する
長期保存は-20℃以下の冷凍庫で保管する

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
粘りが出ている
カビが生えている
粉がふくれている

よくある質問

A
はい、-20℃以下の冷凍庫で保存すれば約12ヶ月間品質を保てます。冷凍することでアニサキス対策にもなります。解凍は冷蔵庫で自然解凍するか、低温の湯で軽く温めてから調理してください。
A
開封後は密閉容器に入れ、冷蔵保存で約60日、常温保存では30日以内に使い切ることをおすすめします。湿気が入ると乾燥が進み、風味が落ちやすくなります。
A
調理後の残りはすぐに冷ましてから密閉容器に入れ、冷蔵で保存してください。再加熱する際は中心部が75℃以上になるようにし、加熱時間は3分程度が目安です。
A
乾燥が不十分だと表面に湿気が残り、カビや粘りが発生しやすくなります。また、風味が劣化し、食感がべたつくため、早めに使用するか冷蔵・冷凍で保存してください。
A
乾燥魚でも稀にアニサキスが残存することがあります。-20℃以下で24時間以上冷凍するか、加熱(中心部が75℃以上)すればリスクはほぼ除去できます。特に子どもや高齢者は必ず加熱してから食べましょう。
A
未開封は直射日光・高温多湿を避けた涼しい場所で保管し、開封後は密閉容器に入れ、冷蔵で湿度管理シートを併用します。長期保存したい場合は冷凍(-20℃以下)し、使用前に自然解凍すると風味が保たれます。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください