冷凍食品

いわしオイル漬け(缶詰)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
未開封は常温保存可(要直射日光・高温回避)。開封後は要冷蔵。
冷凍保存
2〜4週間(下処理後に冷凍)
未開封 製造日から約2〜3年(未開封)
開封後 冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間

いわしオイル漬けは、開封後すぐに冷蔵保存し、適切に管理すれば数日から数週間の間、風味と栄養を保てます。この記事では、賞味期限・消費期限の違いや、常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存方法、さらに腐敗サインの見分け方を管理栄養士がわかりやすく解説します。

いわしオイル漬けの基本情報

いわしオイル漬けは、いわしをオリーブオイルやサラダ油などの食用油に漬け込み、密封された金属缶に詰めた加工食品です。主な栄養価は以下の通りです。

  • たんぱく質:10〜12g/100g
  • 脂質:3〜4g/100g(オイルが含まれる)
  • ビタミンD、EPA・DHAなどのオメガ3系脂肪酸が豊富

賞味期限と消費期限の違いと目安

缶詰は「賞味期限」が表示されます。賞味期限は、未開封の状態で品質が保たれる目安で、一般的に製造日から約2〜3年です。開封後は「消費期限」や「開封後の保存期間」として、冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間が目安となります。

保存方法の詳細

常温(室温)

未開封の状態であれば常温保存が可能ですが、開封後は必ず冷蔵または冷凍してください。常温での保存は推奨されません

冷蔵保存

開封後は、缶から取り出したいわしとオイルを清潔な密閉容器に移し、冷蔵庫のチルド室で1〜3日保管します。できるだけ早く食べ切ることが安全です。

冷凍保存

余ったいわしオイル漬けは、余分な油を軽く拭き取り、食べやすいサイズに分割してラップで包み、ジップロックなどのフリーザーバッグに入れます。冷凍庫で2〜4週間保存可能です。解凍は冷蔵で自然解凍するか、電子レンジの低出力で温めてください。

保存容器や包装のおすすめ

  • 開封後は金属缶のままでは酸化が進むため、ガラス瓶やプラスチックの密閉容器へ移し替える。
  • 冷凍保存は耐冷ジップロックやフリーザーパックを使用し、空気をできるだけ抜く。
  • 保存容器は直射日光や高温多湿を避け、冷暗所で保管する。

季節別の注意点

夏場は室温が上がりやすく、開封後の細菌増殖が早くなるため、開封したらすぐに冷蔵へ移すことが重要です。冬場は冷蔵庫の温度が低めになるため、保存期間がやや延びることがありますが、賞味期限は変わりません。

まとめ

いわしオイル漬けは未開封であれば常温で長期保存が可能ですが、開封後は必ず冷蔵(1〜3日)または冷凍(2〜4週間)で管理しましょう。密閉容器に移し替える、余分な油を拭き取るといった保存のコツを守ることで、風味と栄養を損なわずに美味しく食べられます。

保存のコツ

開封後はすぐに密閉容器へ移す
余分な油はキッチンペーパーで軽く拭き取る
冷蔵保存はチルド室で1〜3日以内に使用
冷凍保存は小分けにしてラップで包みジップロックに入れる
保存容器は光と熱を通さないものを選ぶ

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
表面にぬめりがある
カビが生えている
油が濁って分離している

よくある質問

A
はい、開封後でも下処理(余分な油を拭き取り、小分けにする)をすれば冷凍保存が可能です。冷凍庫での保存期間は約2〜4週間が目安です。解凍は冷蔵で自然解凍し、再加熱は低温で行うと風味が保たれます。
A
賞味期限は「品質が保たれる目安」なので、過ぎてもすぐに危険になるわけではありません。ただし、開封後は冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間を超えると風味や食感が劣化しやすく、腐敗リスクが高まります。異臭や変色がないか必ず確認してください。
A
鮮度の判断は主に以下で行います。①色が均一で黒ずみや変色がないこと。②オイルが濁らず、透明感があること。③酸っぱい、腐ったような異臭がしないこと。④表面にぬめりやカビが付着していないこと。これらが確認できれば、比較的安全に食べられます。
A
料理に使用した後の残りは、必ず別の密閉容器に移し、冷蔵で保存します。オイルが混ざったままの状態は酸化が進みやすいため、2日以内に食べ切るのが望ましいです。長期保存したい場合は、調理後のいわし部分だけを取り出し、オイルは捨ててから冷凍すると風味が保ちやすくなります。
A
栄養素(特にEPA・DHAやビタミンD)は光と酸素に弱いので、保存は暗所で密閉容器に移し替えることが重要です。冷蔵保存は1〜3日以内、冷凍保存は2〜4週間以内に使用し、解凍は低温でゆっくり行うと脂肪酸の酸化を抑えられます。
A
夏は室温が高くなるため、開封後はすぐに冷蔵庫のチルド室へ移すことが必須です。1日以内に食べ切れない場合は、余った分を小分けにして冷凍保存(2〜4週間)すると、細菌増殖を抑えられます。また、開封後にオイルが分離して濁った場合は、異臭がしないか確認し、問題がなければ軽くかき混ぜてから保存してください。

参考資料

農林水産省「缶詰の保存と消費期限」
厚生労働省「食品衛生・食中毒予防」
日本食品分析センター「加工魚製品の品質管理」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください