魚介類

イクラ握り(寿司ネタ)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を保つコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
30分以内
冷凍保存
1か月(イクラのみ)
未開封 製造日から5日(冷蔵)
開封後 2日以内(冷蔵)

結論から言うと、イクラ握りは作りたてがベストです。冷蔵保存でも1日以内に食べきることを目安にし、長期保存したい場合は冷凍が有効ですが、食感や風味は徐々に低下します。以下では、イクラ握りの特徴や栄養価、賞味期限・消費期限の違い、保存のポイントを詳しく解説します。

イクラ握りの基本情報

イクラ握りは、酢飯の上に鮭の卵(イクラ)を乗せたシンプルな寿司です。鮮度が命の食材で、温度管理が特に重要です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

  • 賞味期限は品質が保たれる目安です。真空包装された市販のイクラは、冷蔵(0〜5℃)で約5日間が一般的です。
  • 消費期限は安全に食べられる期限です。イクラ握りは調理後の食品になるため、冷蔵保存で1日以内(24時間)を目安にしてください。

保存方法の詳細

常温

0〜20℃の室温では、イクラのたんぱく質が急速に劣化し、食中毒リスクが高まります。常温での保存は30分以上は避け、すぐに冷蔵または冷凍に移すことが必須です。

冷蔵(0〜5℃)

調理済みのイクラ握りは、密閉容器に入れ、できるだけ表面に氷の上に置いて温度を一定に保ちます。保存期間は最大で1日(24時間)です。市販の真空包装イクラは未開封であれば5日間、開封後は2日以内に使用してください。

冷凍(-18℃以下)

イクラだけを冷凍保存する場合は、ジップロックや真空パックに入れ、できるだけ空気を抜きます。保存期間は約1か月が目安です。イクラ握り全体を冷凍すると、米の硬さが変わり食感が劣化するため、推奨は1週間以内です。

保存容器や包装のおすすめ

  • 真空パックまたはジップロックで空気を遮断する。
  • 密閉できるプラスチック容器に入れ、表面にラップを貼る。
  • 冷蔵庫のチルド室(0〜2℃)が利用できれば、さらに鮮度が保てます。

季節別の注意点

夏季は室温が上がりやすく、イクラの劣化が早まります。特に30℃を超える環境では、調理後30分以内に冷蔵へ移すことが重要です。冬季は冷蔵庫内の温度が安定しやすく、保存期間がやや伸びることがありますが、賞味期限は変わりません。

まとめ

イクラ握りは鮮度が命の寿司ネタです。冷蔵保存は作成後24時間以内、冷凍保存は1か月までが安全な目安です。密閉容器で温度変化を最小限に抑え、腐敗サインに注意しながら食べることで、栄養と風味を最大限に楽しめます。

保存のコツ

調理後すぐに冷蔵庫へ入れる
密閉容器またはジップロックで空気を遮断する
氷や保冷剤と一緒に保存し温度を一定に保つ
他の生ものと接触させず、交差汚染を防ぐ

腐敗の見分け方

色が薄くなる
異臭(酸っぱい・腐敗臭)がする
表面にぬめりが出る
カビや白い粉が付着している

よくある質問

A
はい、イクラだけを取り出して真空パックに入れれば-18℃以下で約1か月保存可能です。ただし、握り全体を冷凍すると米の食感が変わり、風味が低下するため、解凍後はできるだけ早めに食べてください。
A
賞味期限は品質の目安です。過ぎてもすぐに危険になるわけではありませんが、色・臭い・触感に異常がないか必ず確認してください。異常があれば食べずに廃棄してください。
A
鮮度の良いイクラは光沢があり、赤色が均一です。色がくすんだり、粘りが出てきたら劣化のサインです。また、酸っぱい臭いやアンモニア臭がしたら食べずに捨てましょう。
A
余った握りは、ラップでしっかり包み、密閉容器に入れて0〜5℃のチルド室で保存し、24時間以内に食べ切るのがベストです。温度が上がるとEPAやDHAなどの脂質が酸化しやすくなるため、できるだけ早く消費してください。
A
夏は室温が上がりやすく、30℃を超えるとイクラの劣化が急速に進みます。調理後30分以内に氷や保冷剤とともに冷蔵庫へ移し、提供時は氷床の上で保冷し、提供直前に取り出すようにしてください。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「家庭での食中毒予防」
日本食品分析センター「魚介類の保存ガイドライン」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください