魚介類

イカの刺身(魚介類)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を長持ちさせるコツ

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
非推奨(常温保存は避けてください)
冷凍保存
真空パックで1〜2週間
未開封 製造日から1日以内(冷蔵)
開封後 開封後は当日中に食べ切ることを推奨

イカの刺身は新鮮さが命です。結論は、購入後はすぐに冷蔵(チルド)で保存し、食べきれない場合は真空包装で冷凍し、1〜2週間以内に消費することが安全・美味しさを保つ最適な方法です。

イカの刺身の基本情報

イカは軟体動物の一種ですが、食品分類上は「魚介類」に含まれます。刺身として提供されるイカは、主に胴体と足の部分を薄くスライスしたものです。鮮度が落ちると食感がゴム状になり、風味も劣化します。

賞味期限・消費期限の違いと目安

刺身は「消費期限」ではなく「賞味期限」や「販売期限」が表示されることが多いです。販売期限は製造・加工日から数日以内に設定され、冷蔵(チルド)保存が前提です。一般的な目安は以下の通りです。

  • 冷蔵(チルド)保存:販売日から当日中が安全です。
  • 冷凍保存(真空パック):1〜2週間以内に使用することが推奨されます。

保存方法の詳細

常温

イカの刺身は常温保存を絶対に避けてください。30℃前後の環境下では1時間以内に細菌が増殖し、食中毒リスクが高まります。

冷蔵(チルド室)

冷蔵保存は最も一般的です。温度は0〜5℃が目安で、購入後できるだけ早くチルド室に入れます。保存容器は密閉できるプラスチック容器か、ラップでしっかり包み、表面の水分はキッチンペーパーで軽く拭き取ります。

冷凍

長期保存したい場合は真空パックまたはジップロックに入れ、できるだけ空気を抜いてから-20℃以下で凍らせます。アニサキス対策として、-20℃以下で24時間以上冷凍するか、加熱(70℃以上で1分)することが推奨されます。冷凍保存期間は1〜2週間が目安です。

保存容器や包装のおすすめ

  • 密閉プラスチック容器(フタ付き)
  • ラップで個別に包む
  • 真空パック機があれば真空包装
  • 冷凍時はジップロックに小分けし、なるべく薄く平らにして凍らせる

季節別の注意点

夏場は気温が高くなるため、購入後の搬入から冷蔵までの時間を極力短くし、早めに食べ切ることが重要です。冬場は低温環境が自然に近いため、多少の余裕はありますが、保存温度が5℃を超えないように管理してください。

まとめ

イカの刺身は「購入後すぐに冷蔵(チルド)へ」「冷凍は真空包装で1〜2週間以内」「常温保存は絶対にしない」ことが鮮度と安全を保つ基本です。アニサキス対策としての冷凍条件や、腐敗サインのチェックを忘れずに、安心して美味しい刺身を楽しみましょう。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫のチルド室へ移す
密閉容器またはラップで空気を遮断する
表面の水分はキッチンペーパーで軽く拭き取る
冷凍する場合は真空パックまたはジップロックで小分けにする

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
ぬめりがある
表面に白いカビが生える

よくある質問

A
はい、真空パックやジップロックで密封し、-20℃以下で凍らせれば1〜2週間以内に食べることができます。アニサキス対策として24時間以上冷凍することが推奨されます。
A
刺身は主に「賞味期限」や「販売期限」が表示され、製造日から数日以内に食べ切ることが前提です。消費期限は表示されないことが多く、賞味期限を過ぎた場合は鮮度と安全性が保証されません。
A
透明感のある光沢があり、白い筋がはっきりしていること。色がくすんでいたり、粘りや異臭がある場合は鮮度が落ちています。
A
酢の物にした場合でも、調理後は速やかに冷蔵(0〜5℃)に移し、24時間以内に食べ切ることが安全です。冷凍は食感が変わりやすいため、できるだけ避けてください。
A
70℃以上の温度で最低1分間加熱すればアニサキスは死滅します。加熱しすぎると食感が硬くなるため、短時間の加熱がポイントです。
A
密閉できるプラスチック容器や、真空パックが最適です。ラップで個別に包む場合は、二重にして空気をできるだけ遮断すると鮮度が保ちやすくなります。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「家庭での食中毒予防」
日本食品分析センター「魚介類の安全取扱い指針」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

情報の信頼性について
監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください