ハガツオは新鮮さが命の魚です。冷蔵で2日、冷凍で2か月を目安に保存すれば、風味と栄養を保てます。ここでは賞味期限・消費期限の違いと、最適な保存方法を詳しく解説します。

ハガツオの基本情報

ハガツオはマサバ科に属し、主に日本近海で漁獲される小型の青魚です。脂肪分が比較的少なく、100gあたり約68kcalと低カロリー。DHA・EPA を豊富に含み、ビタミンB群やミネラルもバランス良く含まれます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる目安で、未開封の真空パックは冷蔵で約7日、冷凍で約2か月です。
消費期限は安全に食べられる期限で、生のハガツオは販売後2日以内に消費することが推奨されます。

保存方法の詳細

  • 常温:鮮度が落ちやすく、2時間以内に冷蔵へ移すことが必要です。
  • 冷蔵(0〜5℃):未開封の状態で約2日、開封後はできるだけ早く(24時間以内)に使用してください。
  • 冷凍(-18℃以下):平らに広げて急速凍結し、密閉容器に入れると約2か月保存可能です。

保存容器や包装のおすすめ

真空パックやジッパー付きフリーザーバッグを使用し、空気をできるだけ抜くことで酸化を抑えられます。冷蔵保存時は皿に氷水を張り、魚が乾燥しないようにラップで包むと効果的です。

季節別の注意点

ハガツオは春から初夏にかけてが漁獲量が多く、脂の乗りが良い時期です。この時期は特に鮮度が高くなるため、冷凍保存で余分な脂が酸化しないよう、速やかに包装して冷凍してください。冬季は水温が低くなるため、身が締まりやすく、冷蔵保存でもやや長めに持ちますが、2日以上は避けるのが安全です。

まとめ

ハガツオは低カロリーで栄養価が高い魚ですが、鮮度が落ちやすいため、購入後はすぐに冷蔵・冷凍へ移すことが重要です。正しい保存容器と温度管理で、賞味期限や消費期限を守りながら美味しくいただきましょう。

参考:上り鰹(魚類)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を長持ちさせるコツ戻り鰹(魚介類)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を長持ちさせるコツ