フォアグラのテリーヌは、フランス料理の代表的なレトルト加工品です。冷蔵・冷凍で正しく保存すれば、開封前は約10日、冷凍保存なら約2ヶ月間美味しさを保てます。ここでは、賞味期限・消費期限の違いと、最適な保存方法を詳しく解説します。
フォアグラのテリーヌの基本情報
フォアグラ（鴨・ガチョウの肝臓）をベースに、ブランデーや香草で味付けし、型に入れて固めた加工肉です。100gあたり約68kcalと低カロリーながら、ビタミンA・B群、鉄分が豊富です。保存性は高いものの、脂肪分が多いため温度管理が重要です。
賞味期限・消費期限の違いと目安
・賞味期限は、品質（風味・食感）が保たれる期間です。未開封のテリーヌは、製造日から約30日が目安です。
・消費期限は、衛生上の安全が保証される最終日です。開封後は、冷蔵で5日以内に食べ切ることが推奨されます。
保存方法の詳細
常温：未開封でも常温保存は不可。室温（20℃前後）で2時間以上放置すると細菌増殖のリスクが高まります。
冷蔵（0〜4℃）：未開封はパッケージのまま冷蔵庫の野菜室より上段に置き、開封後は密閉容器に移し替えて5日以内に使用してください。
冷凍（-18℃以下）：未開封のままジップロックや真空パックに入れ、約2ヶ月保存可能です。解凍は冷蔵庫内で12〜24時間かけて行い、再冷凍は避けてください。
保存容器や包装のおすすめ
- 未開封はアルミホイルとプラスチック包装が二重になった状態で保存。
- 開封後は、食品保存用の密閉容器（ガラスまたはプラスチック）に移し替える。
- 冷凍時は、できるだけ空気を抜いた真空包装が脂肪の酸化を防ぎます。
季節別の注意点
夏季は室温が上がりやすく、開封後の保存期間が短くなるため、必ず冷蔵庫へすぐ移すことが重要です。冬季は冷蔵庫の温度が安定しやすく、保存期間がやや伸びますが、冷凍保存は同様に-18℃以下を保つようにしてください。
まとめ
フォアグラのテリーヌは、未開封の状態で冷蔵なら約10日、冷凍なら約2ヶ月保存できます。開封後は密閉容器に入れ、5日以内に食べ切るのが安全です。常温放置は避け、特に夏場は温度管理に注意しましょう。正しい保存で、濃厚な風味と栄養を長く楽しんでください。
