魚介類

高足蟹(甲殻類)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
常温保存は非推奨
冷凍保存
冷凍で2〜3週間
未開封 冷蔵で1〜2日
開封後 開封後は1日以内に使用

高足蟹は鮮度が命の甲殻類です。冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間保存すれば美味しさを保てます。本記事では、賞味期限・消費期限の違いから、最適な保存方法・容器、季節ごとの注意点までを管理栄養士がわかりやすくまとめました。

高足蟹の基本情報

高足蟹は節足動物門に属する甲殻類で、主に日本近海で漁獲されます。脚が長く、身が甘くて旨味が強いのが特徴です。

賞味期限と消費期限の違いと目安

  • 賞味期限:品質が保たれる期間。開封前の高足蟹は冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間が目安です。
  • 消費期限:安全に食べられる最終期限。生のまま販売される高足蟹は、流通段階ですでに消費期限が設定されているため、購入後はできるだけ早く調理・保存してください。

保存方法の詳細

常温

高足蟹は常温保存は非推奨です。室温で放置すると細菌が急速に増殖し、数時間で傷み始めます。

冷蔵(0〜4℃)

冷蔵保存は最も一般的です。以下のポイントを守りましょう。

  • 購入後すぐに氷水で軽く洗い、表面の氷や水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
  • 密閉できるプラスチック容器か、ラップでしっかり包んで保存します。
  • できるだけ上段・野菜室の温度が安定した場所に置き、1〜2日以内に調理します。

冷凍(-18℃以下)

長期保存したい場合は冷凍が有効です。

  • 殻付きのままでも、むき身でも保存可能です。むき身にする場合は、余分な水分をしっかり拭き取ります。
  • フリーザーバッグに入れ、空気を抜いて密封します。できれば真空パックがベストです。
  • 保存期間は2〜3週間を目安にし、解凍は冷蔵室でゆっくり行うと食感が保たれます。

保存容器・包装のおすすめ

  • 密閉できるPP製の保存容器(容量500ml〜1L)
  • ジップロックタイプのフリーザーバッグ(二重封が望ましい)
  • 真空シーラーがあれば、空気を抜くことで酸化を防げます。

季節別の注意点

高足蟹は主に秋から冬にかけてが漁獲シーズンです。この時期は比較的鮮度が保たれやすいですが、同時に需要が高まるため、早めに購入し、早めに冷凍保存することをおすすめします。春以降は流通が減少し、保存期間が短くなる場合があります。

まとめ

高足蟹は「冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間」の保存が安全です。常温保存は避け、密閉容器で湿気と空気を遮断しましょう。鮮度を見極め、適切に保存すれば、甘みと旨味を長く楽しめます。

保存のコツ

購入後すぐに氷水で軽く洗い、水分を拭き取る
密閉容器またはラップでしっかり包む
冷蔵は0〜4℃の温度で、上段に置く
冷凍は-18℃以下で、できるだけ早く冷凍し真空パックが望ましい

腐敗の見分け方

表面が変色している
異臭(腐敗臭・アンモニア臭)がする
ぬめりや粘りが出ている
カビや白い粉が付着している

よくある質問

A
冷凍保存は2〜3週間が目安です。解凍は冷蔵でゆっくり行えば、身の弾力はほぼ保たれます。長期間(1か月以上)冷凍すると、繊維が崩れやすくなります。
A
鮮度の目安は、殻が光沢を保ち、足先がしっかりと閉じていることです。また、肉の色が透明感のある白色で、異臭がしなければ新鮮です。
A
調理後は余った部分をすぐに冷ましてから、密閉容器に入れ冷蔵で1日以内に使用します。再加熱は中までしっかり熱を通すことが重要です。
A
ビタミンB12やミネラルは熱や酸素に弱いので、冷凍保存時は真空包装し、解凍は冷蔵で自然解凍が最適です。なるべく早く調理すれば栄養損失を最小限に抑えられます。
A
漁獲シーズン(秋〜冬)は比較的鮮度が高く、冷蔵で2日程度持ちますが、シーズン外は流通が遅れやすく、1日以内に調理することをおすすめします。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください