魚介類

干物(魚介類)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
常温保存は非推奨(要冷蔵)
冷凍保存
2〜4週間
未開封 製造日から約180日(約6か月)
開封後 冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間

干物は魚介類の中でも保存性が高いとされていますが、正しい保存方法を守らないと風味や栄養が損なわれます。本記事では、干物の賞味期限と最適な保存方法を結論から先に示し、実践的なポイントを詳しく解説します。

干物の基本情報

干物は魚を塩や醤油で味付けし、風通しの良い場所で乾燥させた加工食品です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

干物は加工品ですが、保存状態により品質が変化します。未開封の状態であれば、製造日から約180日(約6か月)を目安に賞味期限が設定されることが多いです。開封後は、冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間が安全な保存期間とされています。消費期限は設定されていないことが一般的ですが、上記期間を過ぎた場合は品質チェックを必ず行ってください。

保存方法の詳細

  • 常温保存:乾燥状態が保てる場合でも、湿度や温度変化でカビが生えやすくなるため非推奨です。
  • 冷蔵保存:チルド室(0〜5℃)で保存し、1〜3日以内に食べ切るのが目安です。密閉容器に入れ、余分な水分を拭き取ってから入れましょう。
  • 冷凍保存:下処理(内臓除去・塩振り)を行った後、ラップでしっかり包み、ジップロック等の密封袋に入れます。2〜4週間以内に使用すると風味が保たれます。

保存容器や包装のおすすめ

乾燥した状態を保つために、以下の容器が適しています。

  • 密閉できるプラスチック容器(蓋付き)
  • 真空パック機での封入
  • アルミホイルで個別に包み、さらにジップロックに入れる二重包装

季節別の注意点

夏場は湿度が高くなるため、冷蔵・冷凍のいずれでも早めに消費することが重要です。冬場は低温で保存しやすいものの、凍結による食感変化に注意し、解凍は冷蔵で自然解凍するのが安全です。

まとめ

干物は適切に保存すれば数週間は美味しく食べられます。冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間を目安に、内臓除去・塩振り・密閉保存を徹底してください。詳しい保存のコツや腐敗サインは下記をご参照ください。

参考: [[シマホッケ(魚介類)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を保つコツ(魚介類)]]

保存のコツ

内臓を取り除いてから保存する
塩を軽くふって臭みを抑える
密閉容器または真空パックで保存する
購入後すぐに冷蔵庫のチルド室へ入れる
水分が付着している場合はキッチンペーパーで拭き取る

腐敗の見分け方

色が変わって茶色くなる
異臭がする(酸っぱい・腐った匂い)
表面にぬめりが出る
カビが生えている

よくある質問

A
はい、下処理(内臓除去・塩振り)を行い、ラップで包んでジップロックに入れれば、冷凍で2〜4週間保存可能です。解凍は冷蔽で自然解凍してください。
A
賞味期限は品質を保証する目安です。過ぎてもすぐに危険になるわけではありませんが、色・臭い・粘り・カビの有無を必ず確認し、異常があれば食べないでください。
A
乾燥前に軽く塩を振ると余分な水分が抜け、臭みが抑えられます。保存時も薄く塩をまぶすと乾燥と腐敗を防ぎ、1〜3日の冷蔵保存で風味が保たれます。
A
鮮度が良い干物は表面が均一な乾燥色で、光沢があり、海の風味が残っています。色がむらむらしたり、乾燥しすぎてパリパリになっている場合は品質低下の可能性があります。
A
煮付けや炒め物にした場合は、調理後すぐに冷蔵で1〜2日、冷凍で1週間以内に消費してください。再加熱は中心温度が75℃以上になるようにし、再冷凍は避けましょう。
A
追加で乾燥させると水分がさらに減り、常温保存が多少可能になることがありますが、衛生面のリスクが高くなるため、推奨はできません。必ず冷蔵または冷凍で保存してください。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください