甘鯛は鮮度が命の白身魚です。結論から言うと、購入後はすぐに冷蔵(チルド室)で保存し、1〜3日以内に使い切るのが安全です。冷凍すれば下処理後に2〜4週間保存可能です。

甘鯛の基本情報

甘鯛はスズキ目マダイ科に属する白身魚で、淡白な味わいと柔らかな身が特徴です。100gあたり約95kcalと低カロリーで、タンパク質やビタミンB12、セレンが豊富です。日本各地の沿岸で漁獲され、季節によって流通量が変わります。

賞味期限・消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる期間で、冷蔵保存の場合は購入日から約3日が目安です。
消費期限は安全に食べられる最終日で、加工品や真空包装の甘鯛は表示がある場合は必ず守ってください。

保存方法の詳細

常温:要冷蔵です。常温で放置すると細菌増殖が早く、数時間で品質が低下します。
冷蔵(1〜3日):チルド室(0〜4℃)に入れ、できるだけ水分を拭き取ってから密閉容器に入れます。内臓は取り除き、表面に軽く塩をふると臭みが抑えられます。
冷凍(2〜4週間):下処理(血抜き・内臓除去・水分拭き取り)をした後、食べやすい大きさに切り、フリーザーバッグに空気を抜いて密封します。速凍できる場合は-18℃以下で保存してください。

保存容器・包装のおすすめ

  • 冷蔵時は通気性のあるプラスチック容器か、ラップでしっかり包む。
  • 冷凍時はジッパー付きフリーザーバッグか、真空パックが最適。
  • 保存時は必ずラベルに保存開始日を記入し、期限管理を徹底。

季節別の注意点

甘鯛は春から初夏にかけてが旬です。この時期は鮮度が高く、保存期間もやや長め(冷蔵で最大3日)になります。冬季は水温が低いため身が締まりやすく、冷凍保存でも食感が保ちやすいですが、流通量が減るため早めに消費することが推奨されます。

まとめ

甘鯛は鮮度が落ちやすい白身魚なので、購入後はすぐに冷蔵し、1〜3日以内に調理するのがベストです。下処理と適切な包装で冷凍保存すれば2〜4週間の長期保存が可能です。腐敗サインに注意し、安心・安全に美味しくいただきましょう。