桜エビは鮮やかなピンク色と甘みが特徴の甲殻類です。鮮度が落ちやすいため、正しい保存が重要です。本記事では、賞味期限・消費期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存方法、さらに腐敗を見分けるポイントを管理栄養士が解説します。

桜エビの基本情報

桜エビはエビ目・甲殻類に属し、主に日本海側や太平洋側の漁港で水揚げされます。100gあたり約68kcalと低カロリーで、タンパク質、ビタミンB12、ミネラル(亜鉛・銅)を含みます。生食はもちろん、天ぷらやパスタ、サラダのトッピングとしても人気です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる期間です。未開封の冷凍桜エビは製造日から約90日(3か月)を目安に設定されることが多いです。
消費期限は安全に食べられる最終日です。冷蔵で保存した場合は開封後1〜2日以内に食べ切ることが推奨されます。

保存方法の詳細

常温

桜エビは常温保存を推奨しません。温度が上がると細菌増殖が早くなり、数時間で品質が劣化します。

冷蔵保存

冷蔵(0〜5℃)での保存は最短の方法です。開封前の真空パックは冷蔵で1〜2日、開封後はできるだけ早く食べ切りましょう。保存容器は密閉できるプラスチック容器かジップロックに入れ、表面の水分はキッチンペーパーで軽く拭き取ります。

冷凍保存

冷凍(-18℃以下)では殻付きでもむき身でも2〜3週間が目安です。長期保存したい場合は、できるだけ早く冷凍し、1回分ずつ小分けにして保存すると解凍時の品質低下を防げます。

保存容器や包装のおすすめ

  • 真空パックまたはジップロックで空気を抜く。
  • 凍結焼け防止のため、ラップでさらに包む。
  • 冷蔵では通気性のある容器より、密閉容器が適しています。

季節別の注意点

桜エビは春先に漁獲が増えるため、供給が多くなる時期は比較的鮮度が保ちやすいです。ただし、夏場は気温が高くなるため、冷蔵・冷凍の管理を徹底し、購入後はなるべく早く使用してください。

まとめ

桜エビは鮮度が落ちやすいその他です。常温保存は避け、冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間を目安に管理しましょう。密閉容器での保存、余分な水分除去、早めの冷凍が鮮度を保つコツです。腐敗サインに注意し、安全に美味しくいただくためのポイントを押さえて、桜エビ料理を楽しんでください。