ドライアプリコットは、適切に保存すれば長期間美味しさと栄養を保てます。未開封は常温で約12か月、開封後は冷蔵で約12か月、冷凍で最大18か月が目安です。ここでは、賞味期限・消費期限の違い、保存のポイント、腐敗の見分け方を詳しく解説します。
ドライアプリコットの基本情報
乾燥させたアプリコットは、甘みが凝縮された乾物の代表です。100gあたり約68kcalと低カロリーで、食物繊維やカリウム、ビタミンA・Cが豊富に含まれます。保存性が高い一方で、湿気や高温に弱く、適切な管理が必要です。
賞味期限と消費期限の違いと目安
- 賞味期限(未開封):製造日から約12か月。風味が最も良い期間です。
- 賞味期限(開封後):常温で約6か月、冷蔵で約12か月、冷凍で約18か月。
- 消費期限は表示されないことが多いですが、保存状態が悪化した場合は早めに使用してください。
保存方法の詳細
常温保存(室温)
直射日光と湿気を避け、密閉容器に入れて冷暗所で保存します。温度は15〜20℃が目安で、開封後は6か月以内に使い切ると安全です。
冷蔵保存
冷蔵庫の野菜室またはチルド室(0〜5℃)に入れ、密封できるジップロックや真空パックに入れます。開封後でも約12か月保存可能です。
冷凍保存
長期保存したい場合は、個別に小分けしてフリーザーバッグに入れ、できるだけ空気を抜いて冷凍(-18℃以下)します。品質を保つために約18か月を目安に使用してください。
保存容器や包装のおすすめ
- 密閉できるガラス瓶やステンレス容器は湿気を遮断しやすくおすすめです。
- 真空シーラーがある場合は、空気抜きでさらに保存期間を延長できます。
- 冷凍保存時は、耐冷性のジップロックを二重に重ねると氷結を防げます。
- 開封後は、乾燥防止のためにシリカゲルや除湿シートを併用すると効果的です。
季節別の注意点
梅雨や夏場は湿度が高くなるため、常温保存は特に注意が必要です。湿気が多い時期は、冷蔵または冷凍での保存に切り替えると、カビやべたつきのリスクを低減できます。
まとめ
ドライアプリコットは、正しい保存方法さえ守れば、未開封で約1年、開封後でも冷蔵で約1年、冷凍で約1年半まで美味しさを保てます。湿気と高温を避け、密閉容器に入れることが長持ちの鍵です。詳しい保存のコツや腐敗サインは下表をご参照ください。
▶ 詳しくは「[[ドライフルーツ(乾物)の賞味期限と正しい保存方法(冷凍食品)]]」をご覧ください。