結論から言うと、ドジョウは冷蔵で2日以内、冷凍で約2か月保存すれば安全に食べられます。保存温度や包装に気を付けるだけで、鮮度と栄養をしっかりキープできます。
ドジョウの基本情報
ドジョウは淡水に生息する小型の魚で、主にすり身や天ぷら、酢の物などに利用されます。100gあたり約75kcalと低カロリーで、タンパク質が豊富(約16g)です。また、ビタミンB12やビタミンD、ミネラル(カルシウム・鉄)も含まれます。鮮度が落ちやすいため、購入後はできるだけ早く冷蔵・冷凍することが重要です。
賞味期限・消費期限の違いと目安
・賞味期限は品質が保たれる目安で、風味や食感が最良の期間です。未開封の真空包装ドジョウは冷蔵で約2日、冷凍で約2か月が一般的です。
・消費期限は安全性に関わる期限で、開封後はできるだけ早く(2日以内)使用してください。
保存方法の詳細
常温保存
ドジョウは常温での保存は推奨できません。室温(20℃前後)での放置は2時間を超えると細菌増殖のリスクが高まります。購入後はすぐに冷蔵または冷凍へ移すようにしましょう。
冷蔵保存(0〜5℃)
- 未開封の真空包装は冷蔵で最大2日。
- 開封後はキッチンペーパーで余分な水分を拭き取り、密閉容器に入れ、できるだけ早く使用。
- 保存期間が伸びないよう、冷蔵庫のチルド室よりもメインコンパートメントの方が温度が安定しています。
冷凍保存(-18℃以下)
- 生のまま、または軽く塩水で洗ってからキッチンペーパーで水気を拭き取り、ジップロックやフリーザーバッグに平らに入れる。
- 空気をしっかり抜いて密封し、ラベルに日付を書き込む。
- 保存期間は約2か月が目安です。長期間保存すると食感が変わりやすくなるため、できるだけ早く使い切ることをおすすめします。
保存容器や包装のおすすめ
・真空包装は酸素を遮断し、腐敗を遅らせます。市販の真空パックがない場合は、できるだけ空気を抜いたジップロックを使用してください。
・冷凍する際は、1回分ずつ小分けにすると解凍時に余分な解凍・再凍結を防げます。
季節別の注意点
ドジョウは春から初夏にかけて産卵期を迎えるため、脂肪分がやや増え、風味が良くなります。この時期は特に鮮度が重要です。夏場は水温が高くなるため、細菌増殖が早くなる点に注意し、購入後は即座に冷蔵・冷凍してください。
まとめ
ドジョウは鮮度が落ちやすい魚介類ですが、冷蔵で2日、冷凍で約2か月と保存期間を守り、適切な包装と温度管理を行えば、栄養と風味を損なわずに楽しめます。腐敗サインに気付いたら食べずに廃棄し、食中毒予防に努めましょう。