魚介類

チダイ(魚介類)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を長持ちさせるコツ

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約3分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
常温では2時間程度で鮮度が低下するため、できるだけ早く冷蔵へ移す
冷凍保存
冷凍で約1か月(品質を保つ目安)
未開封 購入日から冷蔵で2〜3日、冷凍で約1か月
開封後 開封後は冷蔵で1〜2日以内に使用

チダイは白身魚の中でも脂肪が少なく、淡白な味わいが特徴です。鮮度が落ちやすいため、適切な保存が重要です。本記事では、チダイの賞味期限と消費期限の違い、常温・冷蔵・冷凍での最適な保存方法、さらに腐敗を見分けるサインや保存のコツを管理栄養士がわかりやすく解説します。

チダイの基本情報

チダイはスズキ目チダイ科に属する海水魚で、主に日本近海で漁獲されます。身はしっかりとしていて、加熱しても崩れにくく、刺身や煮付け、揚げ物など幅広く料理に利用できます。栄養面では、100gあたり約90kcalと低カロリーで、タンパク質が約18g、ビタミンB12やセレン、DHA・EPAといった健康に有益な栄養素を含みます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

食品表示の「賞味期限」は品質が保たれる目安であり、風味や食感が最良の状態である期間です。一方「消費期限」は安全性に関わる期限で、特に生ものや加工品で使用されます。チダイは生鮮魚介類のため、通常は消費期限が表示されますが、真空包装や冷凍加工品の場合は賞味期限が設定されることがあります。

目安となる期間

  • 未開封・冷蔵保存: 賞味期限は購入日から2〜3日、消費期限は表示通りに従うこと。
  • 開封後: できるだけ早く使用し、冷蔵で1〜2日以内に食べ切るのが安全です。
  • 冷凍保存: 速凍した場合、品質を保つ目安は約1か月です。

保存方法の詳細

常温保存

チダイは常温での保存に向きません。購入後はすぐに冷蔵・冷凍へ移すことが推奨されます。どうしても常温に置く必要がある場合は、氷袋や保冷バッグで温度を5℃以下に保ち、2時間以内に冷蔵庫へ移してください。

冷蔵保存

冷蔵庫の温度は0〜2℃が理想です。チダイは水分が多いため、表面の水分をキッチンペーパーで軽く拭き取り、密閉できる容器かラップで包んで保存します。これにより酸化や乾燥を防げます。

冷凍保存

冷凍する場合は、できるだけ早く急速冷凍することがポイントです。下処理として、余分な血合いや内臓を取り除き、食べやすい大きさにカットしてから、フリーザーバッグに入れ、空気をしっかり抜きます。温度は-18℃以下を保ち、保存期間は約1か月が目安です。解凍は冷蔵庫内でゆっくり行い、再冷凍は避けましょう。

保存容器や包装のおすすめ

  • 密閉できるプラスチック容器(食品保存用)
  • ジップロックタイプのフリーザーバッグ(空気抜きが重要)
  • ラップで包む場合は、できるだけ空気が触れないように重ねる
  • 氷水に浸す容器は、短時間の常温保存時に有効

季節別の注意点

チダイは春から初夏にかけてが漁獲量が多く、比較的鮮度が保ちやすい時期です。夏場は水温が上がりやすく、鮮度が落ちやすいため、特に速やかな冷却と冷蔵が必要です。冬季は水温が低いため、自然に鮮度が保たれやすいものの、保存環境が冷蔵庫の設定温度に依存するため、温度管理は引き続き重要です。

まとめ

チダイは低カロリーで栄養価が高い白身魚ですが、鮮度が落ちやすい特徴があります。常温保存は避け、冷蔵では0〜2℃、冷凍では-18℃以下で保存し、開封後は1〜2日以内に使用するのが安全です。適切な包装と保存容器を活用し、腐敗サインをチェックすれば、美味しさと栄養を長く楽しめます。詳しい保存のコツや腐敗の見分け方は下記のポイントをご参照ください。

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保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫または冷凍庫へ入れる
表面の水分はキッチンペーパーで軽く拭き取る
密閉容器やジップロックで空気を遮断する
冷凍する場合は急速冷凍し、解凍は冷蔵庫内で行う

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
ぬめりがある
表面にカビが生えている

よくある質問

A
はい、チダイは冷凍保存が可能です。下処理後にジップロックに入れ、空気をしっかり抜いて-18℃以下で保存すれば、約1か月間品質を保てます。解凍は冷蔵庫内でゆっくり行い、再冷凍は避けてください。
A
鮮度の目安は、身が透明感のある白色でツヤがあり、血合いが鮮やかな赤色を保っているかです。また、においは海の爽やかな香りが残っているかどうかで判断します。変色や粘り、異臭がある場合は鮮度が落ちています。
A
刺身用にカットしたチダイは、切り口から酸化が進みやすいので、ラップでしっかり包み、密閉容器に入れて冷蔵(0〜2℃)で保存します。保存期間は1日以内が安全です。長時間保存したい場合は、速凍してから解凍し、加熱調理で使用してください。
A
ビタミンB群やDHA・EPAは酸化しやすいため、冷蔵保存時は光と空気に触れないように密閉容器で保存し、できるだけ早く使用するのがベストです。冷凍する場合は、急速冷凍で結晶を小さくし、保存期間は1か月以内に抑えると栄養価の低下を最小限に抑えられます。
A
春・初夏は漁獲量が多く比較的鮮度が保ちやすいですが、夏は水温上昇で鮮度が落ちやすくなるため、購入後はすぐに冷蔵または冷凍し、常温放置は2時間以内にとどめます。冬場は水温が低く鮮度が保ちやすいものの、冷蔵庫の設定温度が低め(0〜2℃)であることを確認してください。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「家庭での食中毒予防」
日本水産学会「魚介類の鮮度保持に関する指針」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください