魚介類

寒ブリ(魚介類)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を長持ちさせるコツ

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
非推奨(常温保存は避けてください)
冷凍保存
2〜4週間
未開封 購入日から3日以内
開封後 開封後3日以内

寒ブリは冬に脂がのって旨味が増す高級魚です。鮮度が落ちやすいため、正しい保存が重要です。ここでは、賞味期限・消費期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法を解説します。

寒ブリの基本情報

寒ブリはスズキ目ブリ科に属し、体長30〜70cmほどの中型魚です。冬季に脂がたっぷり乗り、刺身や寿司、煮付けに最適です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

「賞味期限」は品質が保たれる期間を示し、風味や食感が最良の状態であることを保証します。一方「消費期限」は安全性に関わる期限で、特に生ものは消費期限を守ることが重要です。寒ブリの場合、冷蔵での賞味期限は購入日から1〜3日、冷凍保存した場合は2〜4週間が目安です。開封後はなるべく早く使用し、開封後の賞味期限は3日以内としてください。

保存方法の詳細

  • 常温保存:寒ブリは常温保存を推奨しません。温度が上がると細菌増殖が早くなり、食中毒のリスクが高まります。
  • 冷蔵保存(チルド室):0〜5℃が理想です。内臓を取り除き、表面の水分をキッチンペーパーで軽く拭き取ります。その後、密閉容器かラップで包み、できるだけ早く冷蔵庫のチルド室へ入れます。保存期間は1〜3日です。
  • 冷凍保存:下処理(内臓除去・血抜き)をした後、食べやすい大きさに切り、軽く塩を振って臭みを抑えます。ジップロックや真空パックで空気を抜き、-18℃以下で保存します。目安は2〜4週間です。長期保存する場合は、1か月以内に使用することをおすすめします。

保存容器や包装のおすすめ

鮮度保持には「密閉容器」や「真空パック」が最適です。特に冷凍時は、ジップロックに入れた後、さらにアルミホイルで包むと霜焼けを防げます。冷蔵時は、プラスチック容器に入れた上からラップで覆い、乾燥を防ぎましょう。

季節別の注意点

寒ブリは冬が旬ですが、季節によって脂の乗り具合が変わります。冬季は脂が多く柔らかいため、保存期間が若干短くなることがあります。逆に春以降は脂が落ちやすくなるため、冷蔵保存でも2日以内に使用するのが安全です。

まとめ

寒ブリは高級魚ゆえに鮮度管理が重要です。常温保存は避け、冷蔵では1〜3日、冷凍では2〜4週間を目安に保存しましょう。内臓除去・塩振り・密閉包装といった保存のコツを守れば、風味と栄養を長く楽しめます。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫のチルド室へ入れる
内臓は必ず取り除き、血液を洗い流す
表面の水分はキッチンペーパーで拭き取る
塩を軽く振って臭みを抑える
密閉容器かラップでしっかり包む
冷凍する場合は真空パックかジップロックで空気を抜く

腐敗の見分け方

変色(灰色や茶色に変わる)
異臭がする(腐敗臭やアンモニア臭)
ぬめりが出て表面がべたつく
カビが生えている
粘りが強くなり身が崩れやすい

よくある質問

A
はい、下処理(内臓除去・血抜き)をしたうえで塩を軽く振り、ジップロックや真空パックで密封すれば、-18℃以下で2〜4週間保存できます。解凍は冷蔵室で自然解凍するのが最も安全です。
A
賞味期限は品質(風味・食感)が保証される期間です。期限が過ぎても腐敗していなければ食べられることがありますが、必ず腐敗サイン(変色・異臭・ぬめり・カビ)を確認し、少しでも疑わしい場合は廃棄してください。
A
鮮度の高い寒ブリは、身が弾力あり透明感のある銀色で、血合いが鮮やかな赤色です。目が澄んでいて、においはほとんどありません。逆に、目が濁っている、血合いが暗くなる、強い魚臭がする場合は鮮度が落ちています。
A
刺身にした場合は、食べる直前まで冷蔵のチルド室に入れ、密閉容器に入れて表面の乾燥を防ぎます。2時間以上放置しないようにし、食べきれない分はすぐに冷凍保存(上記の冷凍方法)してください。
A
脂溶性ビタミンやEPA・DHAは酸化しやすいので、保存時はできるだけ空気に触れさせないことが重要です。真空包装やジップロックで空気を抜き、冷凍保存する場合は急速冷凍で凍結時間を短くすると酸化を抑えられます。
A
冬以外は脂が少なく身が硬くなるため、冷蔵保存でも2日以内に使用することをおすすめします。また、調理前に軽く塩を振って旨味を引き出すと、風味が保ちやすくなります。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください