アワビは新鮮さが命です。冷蔵で約2日、冷凍で約2か月保存できるのが目安です。ここでは、賞味期限・消費期限の違いから、常温・冷蔵・冷凍別の最適な保存方法、腐敗サイン、季節ごとの注意点まで、実践的に解説します。

アワビの基本情報

アワビは海産の貝類で、タンパク質やミネラルが豊富です。100gあたり約71kcal、タンパク質は約13g、亜鉛や鉄、ビタミンB12が含まれます。生食や刺身、炙り、煮物など多様な料理に使われますが、鮮度が落ちやすいため、保存管理が重要です。

賞味期限と消費期限の違いと目安

  • 賞味期限は品質が保たれる目安で、風味や食感が劣化しにくい期間です。生アワビの場合、冷蔵で約2日、冷凍で約2か月が一般的です。
  • 消費期限は安全に食べられる期限です。開封後や調理済みのアワビは、冷蔵で1日以内に食べ切ることが推奨されます。

保存方法の詳細

常温保存

アワビは常温では数時間しか持ちません。特に夏場は30℃を超えるとすぐに劣化が進むため、購入後はすぐに冷蔵または冷凍へ移すことが必須です。

冷蔵保存(0〜4℃)

生のままは氷水に入れ、ビニール袋で包んで密閉容器に入れると約2日間鮮度が保たれます。
洗浄・開いた状態はすぐに食べ切るか、1日以内に調理してください。

冷凍保存(-18℃以下)

・生のままのアワビは、薄くラップで包んでジップロックに入れ、できるだけ空気を抜いて保存します。目安は約2か月です。
・調理済み(炙り・煮込みなど)は、冷凍で約1か月が安全な目安です。

保存容器や包装のおすすめ

  • 氷水や氷を入れたクーラーボックスで持ち帰る。
  • ビニール袋で包んだ後、密閉できるプラスチック容器に入れる。
  • 冷凍する場合は、ラップで個別に包み、ジップロックに二重に入れる。
  • 保存時はなるべく空気に触れさせないことがポイントです。

季節別の注意点

アワビは主に夏から秋にかけてが漁獲高です。この時期は鮮度が良く、保存期間も若干長くなる傾向がありますが、逆に高温になるため、冷却対策は徹底してください。冬季は低温環境になるため、冷蔵保存でも多少長持ちしますが、凍結しやすいので注意が必要です。

まとめ

アワビは鮮度が落ちやすい魚介類です。購入後はすぐに氷水で冷やし、冷蔵で約2日、冷凍で約2か月を目安に保存しましょう。腐敗サインを見逃さず、適切な容器で空気を遮断することが長持ちのコツです。