魚介類

アオリイカ(魚介類)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
常温保存は推奨せず、数時間以内に冷蔵へ移す
冷凍保存
2〜4週間(-20℃以下で24時間以上)
未開封 購入日から2日以内
開封後 開封後2日以内

アオリイカは新鮮さが命の魚介類です。冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜4週間が目安とされ、-20℃以下で24時間以上の冷凍がアニサキス対策に有効です。ここでは、賞味期限・消費期限の違いから、最適な保存方法、腐敗の見分け方までを詳しく解説します。

アオリイカの基本情報

アオリイカは軟体動物に属するイカ類で、透明感のある白身と柔らかな食感が特徴です。生食(刺身・寿司)や加熱料理(炒め物・煮付け)に幅広く利用されますが、鮮度が落ちやすいため、適切な保存が重要です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる期間で、開封前の未処理アオリイカは冷蔵で1〜2日が目安です。
消費期限は安全に食べられる最終日で、特に生食の場合は冷蔵保存が1日以内に収まるように管理することが推奨されます。

保存方法の詳細

常温

常温での保存は推奨されません。室温が上がると細菌増殖が早く、数時間で品質が劣化します。

冷蔵(チルド室)

・温度は0〜4℃が理想。
・購入後すぐにチルド室へ入れ、できるだけ空気に触れさせないように密閉容器またはジップロックで保存します。
・保存期間は1〜2日です。

冷凍

・下処理(皮むき・内臓除去・洗浄)を行い、乾いた状態でジップロックに入れます。
・-20℃以下で24時間以上冷凍すればアニサキス対策が完了します。
・保存期間は2〜4週間が目安です。長期保存は品質保持のため、できるだけ2か月以内に使用してください。

保存容器や包装のおすすめ

・密閉できるプラスチック容器やジップロックは空気と湿気を遮断し、酸化や乾燥を防ぎます。
・真空包装機があれば、真空パックにすることで冷凍時の霜付きやドリフトを抑え、風味保持に効果的です。

季節別の注意点

アオリイカは春から夏にかけてが旬で、特に水温が上がると脂が乗りやすくなります。旬の時期は鮮度が高く、保存期間もやや長めに取れますが、逆に冬季は水温が低く肉質が硬くなるため、できるだけ早めに調理することが望ましいです。

まとめ

アオリイカは鮮度が命の食材です。冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜4週間を目安にし、-20℃以下で24時間以上の冷凍がアニサキス対策として必須です。密閉容器での保存、余分な水分を拭き取ること、そして早めの調理を心がければ、風味と栄養をしっかり保てます。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫のチルド室へ入れる
水分を拭き取り、乾いた状態で保存する
密閉容器やジップロックで空気を遮断する
下処理(皮むき・内臓除去)をしてから冷凍すると解凍時に便利

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
ぬめりがある
カビが生えている
表面がべたつく

よくある質問

A
新鮮なアオリイカは透明感のある白い身で、光沢があります。触っても柔らかく、粘りや異臭がなく、足がしっかりと伸びる状態が目安です。変色やべたつきがある場合は鮮度が落ちています。
A
冷凍保存は食感に多少の変化をもたらすことがあります。特に解凍後は若干柔らかくなるため、炒め物や煮込み料理に向いています。刺身として生で食べる場合は、冷凍後すぐに解凍せず、冷蔵でゆっくり解凍すると食感の損失を抑えられます。
A
アニサキス対策としては、-20℃以下で24時間以上冷凍するか、65℃以上で1分以上加熱することが有効です。家庭で冷凍保存する際は、必ず温度が-20℃以下であることを確認し、解凍後はすぐに調理してください。
A
刺身用に購入した生のアオリイカは、冷蔵(チルド室)で1日以内に食べ切ることが安全です。どうしても保存したい場合は、下処理後に密閉容器で冷凍し、-20℃以下で24時間以上冷凍すれば、2〜4週間保存可能です。
A
茹でたアオリイカは冷蔵で保存すると1〜2日が目安です。保存時は密閉容器に入れ、冷蔵庫の最も低い温度帯に置きます。再加熱は中火で30秒程度、全体が温まったらすぐに食べると、食感と風味を保てます。
A
春・夏の旬の時期は脂が乗りやすく、冷蔵保存でも比較的長持ちしますが、夏は温度管理が難しいため、購入後はできるだけ早めに冷凍することをおすすめします。冬季は肉質が硬くなるため、調理前に常温に戻しすぎないよう注意し、冷蔵保存は1日以内に使用してください。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください