アジの開きは、脂が程よく乗った旨味が特徴の日本の定番魚介料理です。鮮度が命なので、正しい保存方法を守れば、賞味期限を伸ばしつつ安全に美味しく楽しめます。
アジの開きの基本情報
・分類:その他/魚
・部位:開いた状態で内臓除去済みのアジ
・栄養価:100gあたり約68kcal、たんぱく質14g、DHA・EPAが豊富
賞味期限・消費期限の違いと目安
アジの開きは加工品ですが、保存状態により賞味期限が変わります。未開封のパックは製造日から冷蔵で約3日以内、開封後は1〜3日以内に食べ切ることが推奨されます。消費期限は表示された日付までですが、保存が不適切だと早めに劣化します。
保存方法の詳細
常温
常温での保存は推奨されません。温度が上がると細菌増殖が速くなり、アニサキスなど寄生虫のリスクも高まります。
冷蔵(チルド室)
冷蔵庫のチルド室(0〜5℃)で保存すると、1〜3日程度の賞味期限が保てます。保存の際は、内臓を除去し、軽く塩を振って臭みを抑えるとより長持ちします。
冷凍
下処理(内臓除去・軽塩)をした後、密閉できるジップロックや真空パックに入れ、-20℃以下で保存すれば2〜4週間の保存が可能です。アニサキス対策としては、-20℃以下で24時間以上冷凍するか、加熱調理(中心部が75℃以上になるまで)することが安全です。
保存容器・包装のおすすめ
- ジップロックや真空パックで空気を抜く
- アルミホイルで包んでから冷凍すると乾燥を防げる
- 冷蔵保存時は密閉容器かラップで覆う
季節別の注意点
夏場は特に温度管理が重要です。冷蔵庫の温度が上がりやすいので、チルド室がない場合は氷嚢や保冷バッグで一時的に温度を下げてから冷蔵庫へ入れましょう。冬場は冷凍庫の温度が安定しやすく、長期保存がしやすいです。
まとめ
アジの開きは、冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間が目安です。保存時は必ず内臓除去・軽塩し、密閉容器で空気を遮断します。アニサキス対策として-20℃以下で24時間以上冷凍、または加熱調理を行うことで安全に美味しく食べられます。