真アジは鮮度が命の魚介類です。冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間保存できるのが目安です。この記事では、賞味期限・消費期限の違いから最適な保存方法、腐敗の見分け方までを管理栄養士がわかりやすく解説します。
真アジの基本情報
真アジはアジ科に属し、身は淡白で脂が程よくのっています。100gあたり約68kcalと低カロリーで、DHA・EPAを豊富に含み、心血管疾患の予防に期待できる栄養価が特徴です。生食や刺身だけでなく、煮付け、焼き物、揚げ物など幅広く利用されます。
賞味期限と消費期限の違いと目安
- 賞味期限：品質が保たれる目安。真アジの場合、真空パックや冷凍状態での賞味期限は包装に記載されている日数が目安です。
- 消費期限：安全に食べられる期限。開封後や鮮魚の場合は冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間以内に消費することが推奨されます。
保存方法の詳細
常温
真アジは常温保存は推奨されません。室温（20℃前後）での保存は数時間で鮮度が落ち、菌の増殖リスクが高まります。
冷蔵（チルド室）
チルド室（0〜5℃）での保存が最も安全です。内臓を取り除き、軽く塩を振ってから密閉容器に入れ、できるだけ早く使用してください。目安は1〜3日です。
冷凍
下処理（内臓除去・洗浄・水気除去）を行い、フリーザーバッグに平らに入れて空気を抜きます。-20℃以下で24時間以上冷凍すればアニサキス対策にもなります。保存期間は2〜4週間が目安です。
保存容器・包装のおすすめ
- 真空パックまたはジップロックのフリーザーバッグで空気をできるだけ抜く。
- 冷蔵時は密閉容器に入れ、表面にラップをかぶせて乾燥を防止。
- 氷水に軽く浸した後、氷嚢と一緒にクーラーボックスで持ち帰ると鮮度が保ちやすい。
季節別の注意点
真アジは春から秋にかけてが漁獲量が多く、比較的脂が乗ります。夏場は水温が高くなるため、鮮度が落ちやすく、冷蔵・冷凍のタイミングを早めることが重要です。
まとめ
真アジは冷蔵で1〜3日、冷凍で2〜4週間が安全な保存期間です。内臓除去・塩振り・密閉保存を徹底し、-20℃以下での冷凍でアニサキス対策も忘れずに行いましょう。鮮度を保つことで、栄養価と美味しさを最大限に楽しめます。
