冷凍食品

非常食(缶詰)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
未開封で常温5〜10年、開封後は常温保存は推奨しません
冷凍保存
開封後冷凍で約1〜2ヶ月
未開封 製造日から約5〜10年(未開封・常温保存)
開封後 開封後3〜4日以内(冷蔵保存)

非常食は災害時や緊急時に備える必須アイテムです。未開封のままであれば常温で約5〜10年、開封後は冷蔵で3日以内に食べ切ることが安全に長持ちさせるコツです。本記事では、非常食(缶詰)の基本情報から賞味期限・消費期限の違い、最適な保存方法、腐敗サインの見分け方までを管理栄養士が詳しく解説します。

非常食(缶詰)の基本情報

非常食は主に缶詰やレトルトパウチなど、長期保存が可能な加工食品です。缶詰は金属製の密閉容器に高温殺菌された食品を入れたもので、酸素・光・微生物から保護されるため、未開封の状態で数年から十数年の保存が可能です。

賞味期限と消費期限の違いと目安

賞味期限は、品質(味・香り・食感)が保持できる期限です。未開封の缶詰は常温で5〜10年が一般的です。
消費期限は、食品衛生上の安全が保証される期限で、開封後の保存に適用されます。開封後は冷蔵で3〜4日以内に消費するのが安全です。

保存方法の詳細

常温保存(未開封)
直射日光を避け、湿度が低く、温度が20℃以下の涼しい場所に置きます。棚やクローゼットの奥側が適しています。

冷蔵保存(開封後)
開封したらすぐに内容物を清潔な密閉容器に移し替え、3〜4日以内に食べ切ります。温度は3〜5℃が目安です。

冷凍保存(開封後)
余った場合は、空気を抜いたフリーザーバッグや密閉容器に入れ、約1〜2ヶ月保存可能です。解凍は冷蔵庫で自然解凍し、再加熱してから食べてください。

保存容器・包装のおすすめ

  • 未開封は元の金属缶のままで問題ありません。
  • 開封後はプラスチック製の密閉容器かジップロックバッグを使用。
  • 冷凍保存時は耐冷フリーザーバッグに空気をできるだけ抜く。
  • 保存場所の温度・湿度を管理できる温度計や除湿剤を併用すると安心です。

季節別の注意点

夏場は高温で劣化が早まるため、特に直射日光を避け、エアコンが効いた部屋で保管してください。冬場は凍結のリスクは低いですが、湿度が高くなると缶の外装が錆びやすくなるので、除湿剤の使用をおすすめします。

まとめ

非常食(缶詰)は未開封のままであれば常温で5〜10年保存可能ですが、開封後は速やかに冷蔵(3〜4日)または冷凍(1〜2ヶ月)で管理しましょう。保存環境の温度・湿度に注意し、腐敗サインを見逃さないことが安全に備えるポイントです。

詳しい保存のコツや他の非常食の扱い方は、[[いなばライトツナ(缶詰)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ(冷凍食品)]]、[[オーマイ(レトルト)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ(冷凍食品)]] も参考にしてください。

保存のコツ

未開封は直射日光を避け、涼しく乾燥した場所に保管する
開封後はすぐに内容物を別容器に移し、密閉して冷蔵保存する
冷凍保存する場合は空気を抜いた密閉容器に入れる
保存温度は常温20℃以下、冷蔵は3〜5℃が目安
使用前に必ずラベルの賞味期限を確認する

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
内部に膨らみがある
液体が濁っている
カビが生えている

よくある質問

A
はい、開封後に内容物を清潔な密閉容器に移し、空気を抜いて冷凍すれば約1〜2ヶ月保存可能です。解凍は冷蔵庫で自然解凍し、加熱してから食べてください。
A
膨らみは内部にガスが発生しているサインで、腐敗や細菌増殖の可能性が高いため、絶対に食べないでください。安全のために廃棄しましょう。
A
外装が錆びても内部が完全に密閉されていれば品質は保たれることがありますが、錆が内部に侵入した場合は酸化が進みやすくなるため、できるだけ早めに使用するか、代替品に交換することをおすすめします。
A
未開封は常温で直射日光と高温を避け、開封後はできるだけ早く冷蔵保存し、2日以上経過したら加熱してから食べると、ビタミンやたんぱく質の劣化を最小限に抑えられます。
A
保存温度は15〜20℃が最も安定しています。特に湿度が低く、温度変動が少ない場所が理想です。夏場はエアコンや除湿剤で温度・湿度を管理すると長持ちします。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください