冷凍食品

冷凍肉(冷凍食品)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
2時間以内(安全のため冷蔵または再冷凍を推奨)
冷凍保存
未開封で6〜12ヶ月、開封後は1〜3ヶ月(真空包装の場合)
未開封 製造日から6〜12ヶ月(肉の部位により異なる)
開封後 解凍後冷蔵で1〜2日、再冷凍は1ヶ月以内に使用

冷凍肉は適切に保存すれば、賞味期限が6〜12ヶ月と長く、いつでも安全に調理できます。本記事では、冷凍肉の基本情報、賞味期限と消費期限の違い、保存のコツ、腐敗サイン、季節別の注意点をまとめ、すぐに実践できる方法を紹介します。

冷凍肉の基本情報

冷凍肉は、牛・豚・鶏などの生肉や加工肉を急速冷凍した加工食品です。急速冷凍により細胞壁が壊れにくく、解凍後も比較的ジューシーに仕上がります。

賞味期限・消費期限の違いと目安

  • 賞味期限:品質が保たれる期間。未開封の冷凍肉は製造日から約6〜12ヶ月が目安です。
  • 消費期限:安全に食べられる期限。解凍後は冷蔵で1〜2日以内に調理することが推奨されます。

保存方法の詳細

常温

冷凍肉は常温での保存は不可です。室温で放置すると、氷が溶けて細菌が増殖しやすくなります。外出先での持ち運びは保冷バッグと氷嚢を使用し、2時間以内に冷凍庫へ戻すようにしましょう。

冷蔵(解凍時)

冷蔵庫の温度は0〜4℃に設定し、解凍した冷凍肉はできるだけ早く調理します。目安は解凍後1〜2日です。

冷凍(保存時)

家庭用冷凍庫は-18℃以下が理想です。未開封のパックはなるべく空気に触れないようにし、開封後は密閉容器やジッパーバッグに入れ替えて保存します。保存期間は以下の通りです。

  • 牛肉・豚肉(赤身):6〜12ヶ月
  • 鶏肉・加工肉(ハム・ソーセージ):3〜9ヶ月

保存容器や包装のおすすめ

・真空包装:酸化と乾燥を防ぎ、品質保持に最適。

・ジッパーバッグ+フリージングシート:空気を抜いて密閉し、凍結焼けを防止。

・アルミホイルで二重包装し、さらにフリージングバッグに入れると、長期保存でも風味が保たれます。

季節別の注意点

  • 夏季:外気温が高くなるため、冷凍庫の温度管理が重要。ドアの開閉回数を減らし、冷凍庫内の温度上昇を防ぎます。
  • 冬季:家庭用冷凍庫は外気温の影響を受けにくいですが、停電時に備えて保冷剤や非常用電源を用意すると安心です。

まとめ

冷凍肉は正しい保存方法さえ守れば、賞味期限6〜12ヶ月と長期間安全に利用できます。未開封は真空包装やジッパーバッグで空気を遮断し、-18℃以下で保存。解凍は冷蔵で行い、1〜2日以内に調理するのがベストです。腐敗サインに注意し、鮮度を保つコツを実践すれば、いつでも美味しい肉料理が楽しめます。

詳しい保存のポイントは[[黒豚しゃぶしゃぶ(郷土料理)の賞味期限と正しい保存方法(調味料)]]をご参照ください。

保存のコツ

購入後すぐに冷凍庫へ入れる
真空包装またはジッパーバッグで空気を抜く
冷凍庫は-18℃以下に保ち、温度変化を防ぐ
解凍は冷蔵室でゆっくり行い、急速解凍は避ける
小分けにして使い切りやすくし、開封後は速やかに使用する

腐敗の見分け方

色が変わって灰白色や茶色になる
異臭(酸っぱい、腐敗臭)がする
表面にぬめりや粘りが出る
氷の結晶が大きくなり、凍結焼けが目立つ
カビや菌糸状の斑点が見える

よくある質問

A
基本的に再冷凍は品質低下の原因となりますが、真空包装で解凍後すぐに再冷凍する場合は、1ヶ月以内に使用すれば安全です。再冷凍回数はできるだけ1回に抑えることをおすすめします。
A
包装が膨らんでいないか、凍結焼け(白い斑点や乾燥部分)がないかを確認します。また、解凍したときに血のような水分が多く出すぎないか、異臭がしないかもチェックポイントです。
A
調理後の肉は、冷蔵で3日以内、冷凍で2〜3ヶ月保存可能です。保存時は必ず密閉容器に入れ、冷蔵の場合は0〜4℃、冷凍の場合は-18℃以下を保ちます。
A
急速冷凍と真空包装が最も栄養保持に優れます。解凍は冷蔵でゆっくり行うと、ビタミンB群やミネラルの流出を最小限に抑えられます。
A
夏は外気温が高くなるため、冷凍庫のドア開閉を最小限にし、温度が上がりやすいことに注意。冬は停電リスクがあるため、保冷剤や非常用電源を準備しておくと安心です。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください