結論から言うと、イギリスの青カビは冷蔵で未開封なら約2〜3か月、開封後は1〜2週間を目安に消費し、冷凍すれば約3か月保存できます。正しい保存方法と腐敗の見分け方を押さえて、風味と栄養を長く楽しみましょう。
イギリスの青カビの基本情報
イギリスの青カビは、青カビ(Penicillium roqueforti)が内部に点在する英国産スタイルのブルーチーズです。クリーミーな食感と、独特のピリッとした風味が特徴です。100gあたり約68kcalと、カロリーは比較的低めで、タンパク質やカルシウム、ビタミンB群が含まれます。
賞味期限・消費期限の違いと目安
- 賞味期限は品質が保たれる目安で、未開封の状態で冷蔵保存した場合、製造日から約2〜3か月です。
- 消費期限は安全に食べられる期限で、開封後は1〜2週間以内に食べ切ることが推奨されます。
保存方法の詳細
常温
青カビは常温保存に向かないため、購入後すぐに冷蔵庫へ移すのが基本です。室温(20℃前後)で放置すると、カビが過剰に増殖しやすく、風味が劣化します。
冷蔵保存
未開封はパッケージのまま、温度は0〜4℃のチーズ専用引き出しに入れます。開封後は密閉容器(プラスチック容器やジップロック)に移し、表面が乾燥しないようにラップで包みます。目安は1〜2週間です。
冷凍保存
長期保存したい場合は、開封前でも冷凍可能です。カットしたサイズでラップでしっかり包み、さらにジップロックに入れます。保存期間は約3か月が上限です。解凍は冷蔵庫でゆっくり行い、解凍後はできるだけ早く使用してください。
保存容器や包装のおすすめ
- 未開封は元の紙包装とアルミ箔をそのまま保存。
- 開封後は食品保存用の密閉容器か、ラップで全体を包んでからジップロックに入れる。
- 冷凍時は二重包装(ラップ+ジップロック)で乾燥と臭い移りを防止。
季節別の注意点
夏場は冷蔵庫内温度が上がりやすく、カビの増殖が早まります。特に7〜9月は冷蔵庫の温度管理を徹底し、できるだけ早く消費しましょう。冬場は逆に温度が低すぎるとチーズが固くなるため、0℃前後にならないように設定温度を確認してください。
まとめ
イギリスの青カビは、未開封で冷蔵保存すれば約2〜3か月、開封後は1〜2週間、冷凍すれば約3か月と長持ちさせることが可能です。保存容器は密閉できるものを選び、常温放置は避け、季節に応じた温度管理を行うことで、風味と栄養を損なわずに楽しめます。