乳製品

バニラアイスクリーム(デザート)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月29日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
2時間以内(解凍後は速やかに食べる)
冷凍保存
約90日(-18℃以下)
未開封 製造日から約90日(冷凍)
開封後 開封後約30日以内(冷凍)

結論:バニラアイスクリームは必ず冷凍(-18℃以下)で保存し、未開封の状態で約3か月、開封後は約1か月を目安に食べ切ることが安全です。常温や冷蔵での保存は品質劣化が早く、2時間以内に食べきれない場合は再冷凍しないでください。

バニラアイスクリームの基本情報

バニラアイスクリームはその他と砂糖、バニラエッセンスなどを主原料とした加工デザートです。市販品は保存料や乳化剤が使用されていることが多く、賞味期限が表示されています。

賞味期限と消費期限の違いと目安

  • 賞味期限(Best‑Before):品質が保たれる期限です。バニラアイスは冷凍保存が前提のため、未開封で約3か月が一般的です。
  • 消費期限(Use‑By):安全に食べられる期限です。加工品のアイスクリームでは通常「賞味期限」のみが表示されますが、開封後は衛生面での安全性を考慮し、1か月以内に消費することを推奨します。

保存方法の詳細

常温(室温)

氷点下に保たれないため、解凍が進みやすく、2時間以内に食べきれない場合は品質が急速に低下します。常温保存は推奨しません。

冷蔵(0〜4℃)

冷蔵保存は一時的に柔らかくしたいときに限り、1日以内に再冷凍しないことが重要です。長時間置くと氷の結晶が溶け、細菌増殖のリスクが高まります。

冷凍(-18℃以下)

最も適した保存温度です。未開封は製造日から約3か月、開封後は約1か月を目安に保存します。容器をしっかり密閉し、空気をできるだけ除くことで、氷の結晶化(フリーザーバーン)を防げます。

保存容器・包装のおすすめ

  • 元の紙カップやチューブはそのまま冷凍可能ですが、開封後はジッパー付きフリーザーバッグや密閉容器に移し替えると空気が入りにくくなります。
  • 大きな塊に分ける場合は、ラップでしっかり包んでから保存すると、表面の乾燥を防げます。
  • 冷凍庫の温度は-18℃以下を維持し、頻繁に開閉しないように配置場所を工夫しましょう。

季節別の注意点

  • 夏場:冷凍庫の温度が上がりやすくなるため、温度計で確認し、必要に応じて設定温度を下げます。
  • 冬場:家庭用冷凍庫が低温過ぎて凍結が強くなることがあります。食感が硬くなるだけで安全性は変わりませんが、食べやすい温度に戻す際は自然解凍(5分程度)を心がけましょう。

まとめ

バニラアイスクリームは冷凍保存が基本です。未開封は約3か月、開封後は約1か月を目安にし、保存容器は密閉できるものを選びましょう。常温・冷蔵での長時間保存は品質低下と食中毒リスクを高めます。腐敗サインを確認し、早めに消費することで、美味しさと安全を保てます。

保存のコツ

購入後すぐに冷凍庫へ入れる
-18℃以下の温度を保つ
密閉容器またはジッパー袋で空気を抜く
大きな塊はラップでしっかり包む
頻繁に開閉しないように収納位置を工夫する

腐敗の見分け方

表面に氷の結晶が増えている
異臭がする
色が黄変またはくすむ
粘りや液体が出てきている
カビが生えている

よくある質問

A
基本的には冷凍保存が唯一の安全な方法です。冷蔵保存は1日以内に食べ切る前提で、常温保存は2時間以内に食べきれない場合は品質が急速に低下します。
A
開封後は密閉し、-18℃以下で保存すれば約30日以内に食べ切ることを目安にしてください。時間が経つとフリーザーバーンや風味低下が起こります。
A
再冷凍すると氷の結晶が大きくなり、食感が粗くなるだけでなく、細菌が増殖するリスクが高まります。溶けたらなるべく早く食べ切るか、冷蔵で短時間(1日以内)に使用してください。
A
冷凍庫の温度を-18℃以下に一定に保ち、開封後は空気が入らない密閉容器に移すことで、酸化や氷の結晶化を防ぎ、ビタミンA・Dやカルシウムの損失を最小限に抑えられます。
A
冷凍庫の温度を-20℃程度に設定し、冷凍庫内の扉を開ける回数を減らすことが重要です。また、購入後すぐに小分けにしてラップで包み、ジッパー袋に入れると温度変化による品質低下を防げます。
A
ムースやパフェなどに使用した残りは、すぐに密閉容器に移し替えて冷凍保存し、24時間以内に使用してください。冷蔵保存は食感が変わりやすく、なるべく冷凍で管理する方が安全です。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

1,680件以上の記事を監修

情報の信頼性について
監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください