肉類

野うさぎ(ジビエ)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
1時間以内に冷蔵へ移す
冷凍保存
冷凍で約12か月(未開封)、約2〜3か月(調理済み)
未開封 冷蔵で約7日、冷凍で約12か月
開封後 冷蔵で約2日、冷凍で約6か月

野うさぎはジビエの中でも脂肪が少なく、たんぱく質が豊富なヘルシー食材です。正しい保存をすれば、風味と栄養を長く保つことができます。ここでは、野うさぎの基本情報から賞味期限・消費期限の目安、具体的な保存方法、季節ごとの注意点までをまとめました。

野うさぎの基本情報

野うさぎは日本各地で狩猟される野生のウサギです。ビタミンB群や鉄分、亜鉛も含まれ、栄養バランスが良いジビエとして注目されています。

賞味期限と消費期限の違いと目安

ジビエは「賞味期限」よりも「消費期限」が重要です。消費期限は安全に食べられる最終日を示し、特に生肉の場合は短めに設定されます。

  • 生の野うさぎ(真空包装・未開封):冷蔵で約7日、冷凍で約12か月が目安です。
  • 調理済みの野うさぎ:冷蔵で約3〜4日、冷凍で約2〜3か月が目安です。

保存方法の詳細

常温保存

野うさぎは常温では細菌増殖が速くなるため、購入後はすぐに冷蔵または冷凍してください。常温での保存は1時間以内に冷蔵へ移すのが安全です。

冷蔵保存(0〜4℃)

  • 未開封の真空包装は冷蔵で最大7日間保存可能。
  • 開封後は密閉容器に移し、できるだけ早く(2日以内)に調理することを推奨。
  • 調理済みは清潔な容器に入れ、3〜4日以内に消費。

冷凍保存(-18℃以下)

  • 未開封の真空包装は12か月まで品質を保てますが、風味を最適に保つために6か月以内の使用をおすすめ。
  • 開封後は再度ジップロックやフリーザーバッグに入れ、空気を抜いてから冷凍。
  • 調理済みは2〜3か月以内に使用すると食感が保たれます。

保存容器や包装のおすすめ

・真空包装が最も酸化を防げます。購入できない場合はラップでしっかり包み、ジップロックに入れましょう。

・冷凍時は平らに広げて凍らせると解凍が均一になり、肉汁の流出を抑えられます。

季節別の注意点

  • 春・秋の狩猟シーズンは新鮮な野うさぎが流通しやすいですが、気温が上がりやすいので搬入後は速やかに冷蔵。
  • 夏場は菌の増殖が活発になるため、購入後は必ず冷蔵・冷凍し、常温での放置は1時間以内に留める。
  • 冬場は凍結しやすいので、冷凍保存は温度管理に注意し、解凍は冷蔵でゆっくり行う。

まとめ

野うさぎは低カロリーで栄養価が高いジビエです。安全に楽しむためには、購入後すぐに冷蔵・冷凍し、開封後は密閉容器に入れて早めに調理することがポイントです。適切な保存で、ジビエ本来の風味と栄養をしっかりと保ちましょう。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵または冷凍に移す
真空包装が無い場合はラップでしっかり包む
冷凍は平らに広げて凍らせ、解凍は冷蔵で行う
開封後は密閉容器に入れ、空気をできるだけ抜く
調理前に余分な筋や脂肪を取り除く

腐敗の見分け方

表面がべたつく
異臭(酸っぱい・腐敗臭)がする
色が暗く変色している
粘りが出てぬめりがある
カビや白い粉が見える

よくある質問

A
未開封の真空包装であれば冷蔵(0〜4℃)で約7日、開封後はできるだけ早く(2日以内)に調理することが安全です。
A
はい、冷凍保存が可能です。未開封の真空包装は-18℃以下で約12か月、風味を保つために6か月以内の使用が推奨されます。調理済みは約2〜3か月が目安です。
A
鮮度の良い野うさぎは肉色が明るい赤色で、表面にべたつきや粘りがなく、血の匂いがほとんどありません。変色や異臭、ぬめりがある場合は腐敗が進んでいる可能性があります。
A
調理済みのシチューは、熱を抜いた後に清潔な密閉容器に入れ、冷蔵で約3〜4日、冷凍で約2〜3か月保存できます。再加熱は中心温度が75℃以上になるように十分に加熱してください。
A
ビタミンB群は熱や光に弱いため、真空包装で冷凍保存すると酸化を抑えられます。解凍は冷蔵でゆっくり行い、調理は短時間の低温加熱(例:低温ロースト)で栄養損失を最小限に抑えると効果的です。
A
夏の高温環境では細菌増殖が速いため、購入後30分以内に冷蔵庫(0〜4℃)へ入れ、2時間以上常温に置かないようにしてください。可能であれば、すぐに真空包装またはジップロックに入れ替えて冷凍保存すると安全です。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください