高たんぱく食(介護食)は、栄養バランスとたんぱく質量を重視した加工食品です。賞味期限や保存方法を正しく守れば、鮮度と栄養を長く保てます。
高たんぱく食の基本情報
高たんぱく食は介護食の一種で、1食(100g)あたり約68kcal、たんぱく質は一般的に10〜12g含まれます。調理済みの状態で販売されており、常温保存が可能なレトルトや真空包装タイプが主流です。
賞味期限・消費期限の違いと目安
・賞味期限は食品の味や食感が保証される期間です。未開封のレトルトタイプは製造日から約180日(6か月)以内が目安です。
・消費期限は安全に食べられる期限で、冷蔵保存が必要なタイプは製造日から約7日以内と表示されることが多いです。
保存方法の詳細
常温保存
レトルトや真空包装の未開封製品は、直射日光と高温を避け、15〜25℃の涼しい場所で保存できます。開封後は必ず冷蔵庫へ移すことが重要です。
冷蔵保存
開封後や冷凍不可と表示された商品は、4〜8℃の冷蔵庫で保存し、できるだけ早く消費してください。目安は5〜7日です。
冷凍保存
冷凍対応と明記された商品は、-18℃以下の冷凍庫で保存できます。解凍前の保存期間は約2か月が安全な目安です。冷凍保存は栄養素の損失を抑える有効な方法です。
保存容器や包装のおすすめ
・開封後は密閉できるプラスチック容器やジップロックバッグに移し替える。
・冷凍する場合は、できるだけ空気を抜いたフリーザーバッグを使用し、ラベルに保存日を記入。
・常温保存時は、直射日光が当たらない紙箱や段ボール箱に入れ、湿気を防ぐ。
季節別の注意点
夏場は常温保存が劣化しやすくなるため、購入後はすぐに冷蔵または冷凍へ移すことをおすすめします。冬場は室温が低めになるため、常温保存でも比較的長持ちしますが、湿度が高いと包装が破れやすくなる点に注意してください。
まとめ
高たんぱく食は介護食として重要な栄養源です。未開封は常温で約180日、開封後は冷蔵で5〜7日、冷凍対応は約2か月保存可能です。適切な容器と温度管理で、味とたんぱく質をしっかりキープしましょう。