肉類

ささみ(肉類)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月27日 更新 監修: 管理栄養士

保存方法別の日持ち

常温保存
2時間以内
冷凍保存
6か月〜9か月
未開封 製造日から2日以内
開封後 開封後2日以内

ささみは低カロリーで高たんぱくなその他です。正しい保存方法を守れば、鮮度と栄養を長く保てます。ここでは賞味期限・消費期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存ポイントを詳しく解説します。

ささみの基本情報

ささみは鶏肉の胸肉の中でも特に脂肪が少なく、100gあたり約68kcalとヘルシーです。たんぱく質は約15g含まれ、ビタミンB群やミネラル(リン、セレン)も豊富です。調理しやすく、サラダや鍋、揚げ物まで幅広く活用できます。

賞味期限・消費期限の違いと目安

  • 賞味期限:品質が保たれる目安。開封前の未使用状態で、冷蔵保存の場合は製造日から約2日。
  • 消費期限:安全に食べられる期限。生ささみは開封後でも1〜2日以内に調理することが推奨されます。

保存方法の詳細

常温(室温)

生ささみは常温での保存は避け、どうしても置く場合は2時間以内に調理してください。温度が10℃以上になると細菌増殖が急速に進みます。

冷蔵保存

パッケージを開封したらすぐに密閉容器またはラップで包み、冷蔵庫(0〜4℃)に入れます。未開封の状態でも、製造日から2日以内に使用するのが安全です。

冷凍保存

長期保存したい場合は、できるだけ空気を抜いたジップロックや真空パックに入れ、-18℃以下で保存します。品質を保つ目安は6か月から9か月です。解凍は冷蔵庫で自然解凍(約12時間)するか、流水で急速解凍してください。

保存容器や包装のおすすめ

  • 密閉できるプラスチック容器またはジップロック
  • 真空パックが可能なら真空シーラーで空気を除去
  • ラップでしっかり包んでから容器に入れると乾燥を防げます

季節別の注意点

夏場は特に温度上昇が早く、2時間以上常温に置くとリスクが高まります。冷蔵庫の温度設定を0〜4℃に保ち、頻繁に開閉しないようにしましょう。冬場は冷蔵庫内が低温になりすぎないよう、温度計で確認すると安心です。

まとめ

ささみは低カロリーで栄養価が高い食材ですが、鮮度管理が重要です。未開封でも冷蔵で2日以内、開封後は同様に早めに調理し、長期保存は冷凍で6〜9か月を目安にしてください。正しい包装と温度管理で、いつでも安全に美味しく楽しめます。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫へ入れる
密閉容器またはジップロックで空気を遮断する
ラップでしっかり包んで乾燥を防ぐ
冷凍する場合はできるだけ早く冷凍庫へ移す

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
表面がぬめりを帯びる
粘りがある
カビが生えている

よくある質問

A
はい、冷凍保存が可能です。-18℃以下で保存すれば、6か月から9か月程度品質を保てます。解凍は冷蔵庫で自然解凍するか、流水で急速解凍してください。
A
賞味期限は品質の目安です。期限が過ぎても、色・臭い・粘りなどの腐敗サインがなければ食べられる場合がありますが、リスクを考慮し、特に生食や加熱が不十分な調理は避けることをおすすめします。
A
鮮度の目安は、肉の色が薄いピンク色で光沢があり、異臭がしないことです。変色(灰色や黄ばみ)や粘り、酸っぱい匂いがある場合は廃棄してください。
A
加熱済みのささみは、冷蔵で3日以内に食べ切るのが安全です。密閉容器に入れ、冷蔵庫(0〜4℃)で保存し、再加熱は中心温度が75℃以上になるように行ってください。
A
栄養素を保持するためには、できるだけ早く冷蔵・冷凍し、解凍は冷蔵庫内で行うのがベストです。常温で放置するとビタミンB群が減少しやすくなるため、温度管理が重要です。

参考資料

この記事の監修

この記事は以下の管理栄養士が監修しています

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください
肉類

鶏ささみ(肉類)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月27日 更新 監修: 管理栄養士

保存方法別の日持ち

常温保存
2時間以内
冷凍保存
6か月〜9か月
未開封 製造日から2日以内
開封後 開封後2日以内

鶏ささみは低脂肪・高タンパクでヘルシーなその他ですが、傷みやすく保存に注意が必要です。ここでは賞味期限・消費期限の目安と、鮮度を保つ具体的な保存方法を解説します。

鶏ささみの基本情報

鶏ささみは胸肉の細長い部位で、100gあたり約68kcal、タンパク質約23gと高たんぱく・低カロリーが特徴です。脂肪が少ないため調理しやすく、サラダや鍋、揚げ物など幅広く利用されます。

賞味期限と消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる目安で、開封前の未使用状態で冷蔵保存した場合は約1〜2日です。
消費期限は安全に食べられる期限で、特に生肉は冷蔵保存で2日以内に使用することが推奨されます。

保存方法の詳細

  • 常温:傷みやすいため保存は非推奨です。
  • 冷蔵(0〜5℃):パックのままでも良いですが、開封後は1〜2日以内に使用してください。チルド室が最適です。
  • 冷凍(-18℃以下):ラップでしっかり包み、ジップロック等の密閉袋に入れれば2〜3週間保存可能です。長期保存はなるべく早めに使い切りましょう。

保存容器・包装のおすすめ

・未開封はパックのまま冷蔵・冷凍し、開封後は密閉容器やジップロックに移し替える。
・余分な水分はキッチンペーパーで拭き取り、ドリップが他の食品に触れないようにします。

季節別の注意点

夏場は特に温度管理が重要です。購入後はすぐに冷蔵庫へ入れ、外出時は保冷バッグに入れるなど、温度上昇を防ぐ工夫が必要です。冬場は冷凍保存がしやすく、まとめ買いして小分けにすると便利です。

まとめ

鶏ささみは鮮度が命です。冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間を目安に保存し、調理時は中心温度75°C以上で1分以上加熱して安全に食べましょう。正しい保存で栄養と美味しさを長持ちさせましょう。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫へ入れる
密閉容器またはジップロックで空気を遮断する
ラップでしっかり包んで乾燥を防ぐ
冷凍する場合はできるだけ早く冷凍庫へ移す

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
表面がぬめりを帯びる
粘りがある
カビが生えている

よくある質問

A
はい、冷凍保存が可能です。-18℃以下で保存すれば、6か月から9か月程度品質を保てます。解凍は冷蔵庫で自然解凍するか、流水で急速解凍してください。
A
賞味期限は品質の目安です。期限が過ぎても、色・臭い・粘りなどの腐敗サインがなければ食べられる場合がありますが、リスクを考慮し、特に生食や加熱が不十分な調理は避けることをおすすめします。
A
鮮度の目安は、肉の色が薄いピンク色で光沢があり、異臭がしないことです。変色(灰色や黄ばみ)や粘り、酸っぱい匂いがある場合は廃棄してください。
A
加熱済みのささみは、冷蔵で3日以内に食べ切るのが安全です。密閉容器に入れ、冷蔵庫(0〜4℃)で保存し、再加熱は中心温度が75℃以上になるように行ってください。
A
栄養素を保持するためには、できるだけ早く冷蔵・冷凍し、解凍は冷蔵庫内で行うのがベストです。常温で放置するとビタミンB群が減少しやすくなるため、温度管理が重要です。

参考資料

この記事の監修

この記事は以下の管理栄養士が監修しています

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

大塚 絵里

大塚 絵里 管理栄養士

中堅スタッフ / 公認スポーツ栄養士

専門: アスリートのウェイトコントロール、筋肉量維持の食事法、サプリメント活用

フィットネスクラブ専属栄養士を経て、医学的知識を深めるため病院へ転職。地元の市民マラソンチームや高校部活動への出張講義も担当。

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください