肉類

ニホンジカ(ジビエ)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
2時間〜4時間
冷凍保存
6か月〜9か月
未開封 製造日から2日(冷蔵)/9か月(冷凍)
開封後 2日以内(冷蔵)

ニホンジカはジビエの代表格で、正しい保存をすれば冷蔵で2日、冷凍で9か月ほど美味しさを保てます。ここでは賞味期限・消費期限の目安と、鮮度を長持ちさせる保存のポイントを詳しく解説します。

ニホンジカの基本情報

ニホンジカ(学名: Cervus nippon)は日本固有のシカで、肉質は赤身が多く、低脂肪

賞味期限・消費期限の違いと目安

  • 賞味期限:品質が保たれる期間。未開封・冷蔵保存で約2日、真空包装であれば3〜5日。
  • 消費期限:安全に食べられる最終期限。開封後はできるだけ早く(2日以内)使用し、冷凍保存した場合は解凍後24時間以内に調理してください。

保存方法の詳細

常温(室温)

ジビエは常温保存に向いていません。室温20〜25℃での保存は2〜4時間を超えると細菌増殖が進むため、必ず冷蔵または冷凍へ移すことが必要です。

冷蔵保存(0〜4℃)

  • 未開封・パックのまま:2日間が目安。
  • 開封後:表面の水分をキッチンペーパーで軽く拭き取り、密閉容器に入れ、2日以内に使用。
  • 真空包装やジップロックで空気を抜くと、3〜5日まで延長可能。

冷凍保存(-18℃以下)

  • 生肉(真空包装):9か月まで品質保持が期待できます。
  • 加熱済み・マリネした肉:6か月程度が目安。
  • 冷凍前に小分けし、フラットな形にすると解凍が均一になりやすいです。

保存容器・包装のおすすめ

・真空パック:酸素を除去し、細菌増殖を抑制します。
・ジップロックの二重ロック:簡易的に空気を抜けるので、急いで保存したいときに便利です。
・冷凍用耐熱ビニールバッグ:凍結時の水分膨張に耐える厚手のものを選びましょう。

季節別の注意点

  • 秋冬:狩猟シーズン直後は肉が新鮮なため、早めに冷蔵か真空包装で保存。
  • :気温が高くなるため、捕獲後は必ずすぐに冷凍庫へ搬入し、常温での放置は避ける。

まとめ

ニホンジカは低脂肪で栄養価が高いジビエです。冷蔵保存は2日、真空包装で最大5日、冷凍保存は9か月が目安です。空気を遮断し、適切な温度管理を行うことで、風味と栄養をしっかりキープできます。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵または冷凍へ移す
真空包装またはジップロックで空気を抜く
冷凍前に小分けして平らに凍らせる
解凍は冷蔵庫内でゆっくり行い、再冷凍は避ける

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
ぬめりがある
カビが生えている
粘りが増している

よくある質問

A
常温(20〜25℃)では2〜4時間を超えると細菌が増殖しやすくなります。安全のため、できるだけ早く冷蔵または冷凍に移すことが推奨されます。
A
真空包装により酸素が遮断されるため、通常の冷蔵保存(2日)より延長され、3〜5日程度品質を保てます。ただし、開封後はできるだけ早く使用してください。
A
冷凍したニホンジカは冷蔵庫(0〜4℃)で24〜48時間かけて自然解凍するのが最も安全です。急ぎの場合は流水(15℃以下)で解凍し、再冷凍は避けましょう。
A
マリネや燻製にすると表面の水分が減り、酸化が抑えられるため、冷蔵保存で約3〜4日、冷凍保存で約6か月まで延長できることがあります。ただし、調味料の塩分や酸度により個体差があります。
A
鮮度の目安は、肉の色が鮮やかな赤紫色で光沢があること、筋膜が白く乾燥していないこと、そして臭いがほとんどしないことです。変色や粘り、異臭がある場合は腐敗の可能性があります。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「家庭での食中毒予防」
日本ジビエ協会「ジビエの取り扱いマニュアル」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

大塚 絵里

大塚 絵里 管理栄養士

中堅スタッフ / 公認スポーツ栄養士

早稲田大学 スポーツ科学部

管理栄養士 (2014年) 公認スポーツ栄養士 (2017年) NSCA-CPT (2015年)

専門: アスリートのウェイトコントロール、筋肉量維持の食事法、サプリメント活用

フィットネスクラブ専属栄養士を経て、医学的知識を深めるため病院へ転職。地元の市民マラソンチームや高校部活動への出張講義も担当。

1,680件以上の記事を監修

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

情報の信頼性について
監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください