肉類

鹿モモ(ジビエ)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
2時間以内(温度が15℃以下の場合)
冷凍保存
6〜12か月
未開封 製造日から約5日(冷蔵)/約12か月(冷凍)
開封後 3日以内(冷蔵)/6か月以内(冷凍)

鹿モモ(ジビエ)の賞味期限は冷蔵で約3〜5日、冷凍で約6〜12か月です。正しい保存方法を守れば、風味・栄養を損なわずに安全に楽しめます。

鹿モモの基本情報

鹿モモは鹿のもも肉(太もも部位)で、ジビエの中でも比較的脂肪が少なく、たんぱく質が豊富です。野生の鹿は運動量が多いため、肉質は柔らかく、独特の風味があります。

賞味期限と消費期限の違いと目安

  • 賞味期限:品質が保たれる期限。ジビエは主に「消費期限」が表示されます。
  • 消費期限:安全に食べられる最終日。未開封の生鹿モモは冷蔵で3〜5日、冷凍で6〜12か月が一般的です。

保存方法の詳細

常温保存

ジビエは常温保存に適さず、2時間以上放置すると菌の増殖リスクが高まります。どうしても常温に置く場合は、直射日光を避け、温度が15℃以下の涼しい場所で30分以内に冷蔵へ移動してください。

冷蔵保存(0〜2℃)

・未開封のパックはそのまま冷蔵庫の肉・魚専用コンパートメントに入れる。
・開封後は空気に触れさせないよう、ラップで密閉し、さらにジッパー付き保存袋に入れる。
・保存期間は3〜5日が目安。できるだけ早めに調理することをおすすめします。

冷凍保存(-18℃以下)

・冷凍する場合は、余分な水分を拭き取り、真空パックまたは二重ラップで包む。
・1枚ずつ小分けにすると解凍時に便利。
・保存期間は6〜12か月。長期保存でも風味を保つため、できるだけ空気を抜くことが重要です。

保存容器や包装のおすすめ

  • 真空包装機があればベスト。ない場合はラップでしっかり包み、ジッパー付き保存袋に二重に入れる。
  • 冷凍時は耐冷ジップロックやフリーザーバッグを使用し、日付ラベルを必ず貼る。
  • 冷蔵時は肉・魚専用のトレーに乗せ、汁が他の食材に付着しないようにする。

季節別の注意点

鹿は主に秋から冬にかけて狩猟されるため、出荷時期が集中します。この時期は流通量が多く、比較的新鮮な商品が手に入りやすいですが、同時に需要が高まるため、早めに購入し、できるだけ早く冷蔵・冷凍することがポイントです。

まとめ

鹿モモは高たんぱく・低脂肪で栄養価が高いジビエですが、鮮度管理が重要です。冷蔵で3〜5日、冷凍で6〜12か月を目安に、真空包装や密閉容器で保存し、食べる際は中心温度75℃以上を1分以上保つことで安全に楽しめます。

保存のコツ

0〜2℃の冷蔵庫で保存する
真空包装または二重ラップで空気を遮断する
冷凍は-18℃以下で、使用分だけ小分けにして保存する
解凍は冷蔵庫内でゆっくり行い、再冷凍は避ける

腐敗の見分け方

表面が茶色や灰色に変色している
粘り気が出てぬるぬるしている
酸っぱい・腐敗臭がする
表面に白や緑のカビが生えている

よくある質問

A
はい、冷凍保存が可能です。余分な水分を拭き取り、真空パックまたは二重ラップで包んで-18℃以下で保存すれば、6〜12か月間品質を保てます。
A
ジビエは賞味期限ではなく消費期限が表示されます。消費期限を過ぎた場合は、必ず腐敗サイン(変色、異臭、ぬめり、カビ)を確認し、疑わしい場合は食べずに廃棄してください。
A
冷蔵保存は0〜2℃、冷凍保存は-18℃以下が最適です。温度が高いと細菌増殖が早くなるため、必ず設定温度を守りましょう。
A
鮮度の良い鹿モモは、表面が鮮やかな赤色で光沢があります。変色(茶色・灰色)や粘り、異臭がある場合は鮮度が落ちているサインです。
A
調理後は、熱が完全に冷めたらすぐに小分けにして冷蔵で3日以内、冷凍で2か月以内に使用してください。再加熱時は中心温度75℃以上を1分以上保つと安全です。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「家庭での食中毒予防」
日本食肉消費センター「ジビエの安全な取り扱い」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

長谷川 美紀

長谷川 美紀 管理栄養士

外来主任

女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科

管理栄養士 (2010年) 食品衛生管理者 (2012年) NR・サプリメントアドバイザー (2014年)

専門: 抗酸化作用のある食事、貧血改善、肌トラブルに対する栄養アプローチ

大手食品メーカー開発部、美容クリニック併設サロンを経て入職。「病気になる前の予防(未病)」に力を入れ、院内広報誌の美容コラムも担当。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください