鹿モモ(ジビエ)の賞味期限は冷蔵で約3〜5日、冷凍で約6〜12か月です。正しい保存方法を守れば、風味・栄養を損なわずに安全に楽しめます。
鹿モモの基本情報
鹿モモは鹿のもも肉(太もも部位)で、ジビエの中でも比較的脂肪が少なく、たんぱく質が豊富です。100gあたり約68kcal、たんぱく質約20g、鉄分やビタミンB群が多く含まれます。野生の鹿は運動量が多いため、肉質は柔らかく、独特の風味があります。
賞味期限と消費期限の違いと目安
- 賞味期限:品質が保たれる期限。ジビエは主に「消費期限」が表示されます。
- 消費期限:安全に食べられる最終日。未開封の生鹿モモは冷蔵で3〜5日、冷凍で6〜12か月が一般的です。
保存方法の詳細
常温保存
ジビエは常温保存に適さず、2時間以上放置すると菌の増殖リスクが高まります。どうしても常温に置く場合は、直射日光を避け、温度が15℃以下の涼しい場所で30分以内に冷蔵へ移動してください。
冷蔵保存(0〜2℃)
・未開封のパックはそのまま冷蔵庫の肉・魚専用コンパートメントに入れる。
・開封後は空気に触れさせないよう、ラップで密閉し、さらにジッパー付き保存袋に入れる。
・保存期間は3〜5日が目安。できるだけ早めに調理することをおすすめします。
冷凍保存(-18℃以下)
・冷凍する場合は、余分な水分を拭き取り、真空パックまたは二重ラップで包む。
・1枚ずつ小分けにすると解凍時に便利。
・保存期間は6〜12か月。長期保存でも風味を保つため、できるだけ空気を抜くことが重要です。
保存容器や包装のおすすめ
- 真空包装機があればベスト。ない場合はラップでしっかり包み、ジッパー付き保存袋に二重に入れる。
- 冷凍時は耐冷ジップロックやフリーザーバッグを使用し、日付ラベルを必ず貼る。
- 冷蔵時は肉・魚専用のトレーに乗せ、汁が他の食材に付着しないようにする。
季節別の注意点
鹿は主に秋から冬にかけて狩猟されるため、出荷時期が集中します。この時期は流通量が多く、比較的新鮮な商品が手に入りやすいですが、同時に需要が高まるため、早めに購入し、できるだけ早く冷蔵・冷凍することがポイントです。
まとめ
鹿モモは高たんぱく・低脂肪で栄養価が高いジビエですが、鮮度管理が重要です。冷蔵で3〜5日、冷凍で6〜12か月を目安に、真空包装や密閉容器で保存し、食べる際は中心温度75℃以上を1分以上保つことで安全に楽しめます。