マナガツオは新鮮さが命の魚介類です。冷蔵で約2日、冷凍で約2ヶ月保存できるのが目安です。この記事では、賞味期限・消費期限の違いと、鮮度を保つ具体的な保存方法・ポイントを管理栄養士がわかりやすく解説します。
マナガツオの基本情報
マナガツオはスズキ目マナガツオ属に属する小型の青魚で、身は淡白かつしっかりした食感が特徴です。100gあたり約68kcalと低カロリーで、DHA・EPAを豊富に含み、タンパク質も約13gとバランスの良い栄養価があります。
賞味期限と消費期限の違いと目安
・賞味期限は、品質が保たれる目安です。未開封の真空パックや冷凍パックの場合、製造日から約30日（冷蔵）・約90日（冷凍）を目安に設定されることが多いです。
・消費期限は、安全に食べられる期限で、特に生食や加熱が不十分な状態での利用が想定される場合に適用されます。生のマナガツオは、開封後は1日以内に調理・消費することが推奨されます。
保存方法の詳細
- 常温：鮮度が落ちやすく、2時間以上放置しないでください。
- 冷蔵（0〜5℃）：未開封の状態であれば2日以内に消費するのが安全です。開封後はできるだけ早く調理し、1日以内に食べ切るようにしましょう。
- 冷凍（-18℃以下）：真空パックやジップロックに入れた状態で保存すれば、約2ヶ月が目安です。長期保存したい場合は、できるだけ空気を抜いて密封してください。
保存容器や包装のおすすめ
・真空パックやジップロックで空気を遮断すると酸化を抑え、鮮度が長持ちします。
・冷凍する際は、1枚ずつラップで包んでからジップロックに入れると、解凍時に個別に取り出しやすくなります。
・冷蔵保存時は、皿に乗せたままラップでしっかり覆うか、密閉容器に入れると乾燥を防げます。
季節別の注意点
マナガツオは春から初夏にかけて漁獲量が増えるため、比較的安価で手に入りますが、夏場は高温により鮮度が落ちやすくなります。特に夏季は冷蔵・冷凍の管理温度を厳守し、早めに消費することが重要です。
まとめ
マナガツオは低カロリーで栄養価が高い魚介類ですが、鮮度が落ちやすいため、適切な保存が欠かせません。常温は2時間以内、冷蔵は2日以内、冷凍は2ヶ月以内を目安にし、真空パックや密閉容器で空気を遮断することが鮮度保持のポイントです。正しい保存で、マナガツオの旨味と栄養をしっかりと楽しみましょう。
