肉類

イノシシ肉(肉類)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を長持ちさせるコツ

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
1時間以内(常温保存は推奨しません)
冷凍保存
2〜3か月
未開封 製造日から5日以内(冷蔵)/3か月以内(冷凍)
開封後 3〜5日(冷蔵)/2〜3か月(冷凍)

イノシシ肉は野生の肉ならではの風味と高たんぱくが魅力ですが、保存を誤ると腐敗リスクが高まります。ここでは、イノシシ肉の賞味期限・消費期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法を具体的に解説し、鮮度を保つコツを紹介します。

イノシシ肉の基本情報

イノシシ肉は赤身の野生肉で、牛肉や豚肉に比べて脂肪が少なく、タンパク質が豊富です。野生動物特有の微量の寄生虫リスクがあるため、加熱調理は必ず行いましょう。

賞味期限・消費期限の違いと目安

「賞味期限」は品質が保たれる期間であり、風味や食感が劣化し始める目安です。一方「消費期限」は安全性に関わる期限で、特に生肉は消費期限が設定されることが多いです。イノシシ肉の場合、一般的に以下が目安となります。

  • 冷蔵保存(0〜4℃): 賞味期限は約3〜5日、消費期限は購入後5日以内が安全です。
  • 冷凍保存(-18℃以下): 賞味期限は約2〜3か月、消費期限は3か月以内が目安です。

保存方法の詳細

常温保存

イノシシ肉は常温での保存は推奨できません。温度が10℃を超えると細菌増殖が急速に進むため、購入後は必ず冷蔵または冷凍してください。

冷蔵保存

・温度は0〜4℃に保つ。
・購入後できるだけ早く、密閉できるジップロックや真空パックに入れ、余分な空気を抜く。
・肉汁が他の食材に付着しないよう、皿やトレイに乗せて保存する。

冷凍保存

・-18℃以下の冷凍庫で保存。
・1枚ずつラップで包み、ジップロックや真空包装で二重に密封する。
・保存期間は2か月を目安にし、長期間保存する場合は3か月以内に使用する。

保存容器・包装のおすすめ

・真空パック機があれば最適。真空状態で酸素が遮断され、酸化や乾燥を防げます。
・ジップロックは手軽で再封が可能。使用前に肉をキッチンペーパーで軽く拭き、余分な水分を除去してから入れましょう。
・冷凍用の耐久性の高いプラスチック容器も有効です。

季節別の注意点

イノシシは春から秋にかけて狩猟が盛んで、供給が増える時期があります。特に夏場は高温になるため、購入後はすぐに冷蔵・冷凍に移すことが重要です。逆に冬季は気温が低いため、搬送中の温度管理が比較的しやすいですが、凍結が始まると肉質が硬くなることがあります。

まとめ

イノシシ肉は栄養価が高く、料理の幅を広げてくれる食材です。安全に美味しく食べるためには、購入後すぐに冷蔵または冷凍し、密閉包装で保存することがポイントです。賞味期限・消費期限を守り、腐敗サインに注意すれば、いつでも新鮮な状態で調理できます。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵または冷凍に移す
密閉できるジップロックや真空パックで空気を抜く
肉汁が他の食材に触れないよう皿やトレイに乗せる
冷凍する際は1枚ずつラップで包んでから二重に密封する

腐敗の見分け方

変色(赤みが失われて茶色になる)
異臭がする(腐敗臭やアンモニア臭)
表面にぬめりが出る
カビや白い粉が付着している

よくある質問

A
はい、冷凍保存が可能です。-18℃以下で保存し、2〜3か月以内に使用すれば風味と食感を保てます。長期保存は品質低下の原因になるため、できるだけ早めに使い切りましょう。
A
賞味期限は品質が保たれる目安です。期限が過ぎても見た目・匂いに異常がなければ食べられることがありますが、野生肉は食中毒リスクが高いため、特に異臭や変色がある場合は絶対に食べないでください。
A
冷蔵庫で自然解凍するのが最も安全です。約12〜24時間かけてゆっくり解凍すれば、細菌増殖を抑えられます。急ぎの場合は、密封したまま流水に当てて解凍し、解凍後はすぐに調理してください。
A
鮮度の目安は、肉の表面が鮮やかな赤色で光沢があり、血のような濃い赤い液体が出ているかどうかです。変色(茶色や灰色)やぬめり、異臭がある場合は鮮度が落ちています。
A
イノシシ肉は野生動物特有の寄生虫リスクがあるため、加熱は必ず中心部まで75℃以上に上げることが推奨されます。また、脂肪が少ないため乾燥しやすく、保存時はしっかりと密封し、余分な空気を遮断することが重要です。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください