鶏ハムは調理が簡単でサラダやサンドイッチに便利ですが、傷みやすい肉製品です。結論から言うと、冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間を目安に保存し、食べる前は中心温度75℃以上を1分以上保つことが安全です。
鶏ハムの基本情報
鶏ハムは鶏胸肉を塩・ハーブなどで軽くマリネし、低温でゆっくり加熱した加工肉です。100gあたり約68kcalと低カロリーで、タンパク質が豊富(約12g)です。調理済みでも加熱が不十分だと食中毒リスクがあるため、必ず中心温度75℃以上で1分以上加熱してください。
賞味期限・消費期限の違いと目安
パッケージに記載される「賞味期限」は品質が保たれる目安であり、開封後は早めに消費することが推奨されます。鶏ハムは加工品ですが、保存性は生肉に近く、開封後はできるだけ早く(1〜2日以内)食べ切ることが安全です。
保存方法の詳細
常温
常温保存は非推奨です。室温(20℃前後)で放置すると細菌増殖が速くなり、数時間で腐敗が進行します。
冷蔵(1〜2日)
冷蔵保存は0〜5℃の環境が最適です。パックを開封したら、密閉容器またはラップでしっかり包み、他の生肉と分けて保存してください。
冷凍(2〜3週間)
冷凍保存は-18℃以下で行います。個別にラップで包み、さらにジッパー付き保存袋に入れるとドリップによる乾燥や臭い移りを防げます。解凍は冷蔵庫内で24時間かけて行い、再冷凍は避けましょう。
保存容器・包装のおすすめ
- 密閉できるプラスチック容器(容量200ml程度)
- 食品保存ラップ(伸縮性が高く、空気を遮断)
- ジッパー付きフリーザーバッグ(二重包装でドリップ防止)
季節別の注意点
夏場は室温が高くなるため、購入後はすぐに冷蔵または冷凍へ移すことが重要です。冬場でも冷蔵庫の温度が上がりやすい場合があるので、温度計で確認しましょう。
まとめ
鶏ハムは便利な加工肉ですが、保存期間が短く、加熱が必須です。冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間を目安にし、食べる前は必ず中心温度75℃以上で1分以上加熱してください。正しい保存と加熱で、安全に美味しく楽しめます。