肉類

豚肉(肉類)の賞味期限と正しい保存方法|長持ちさせるコツ

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
常温保存は推奨せず、数時間以内に冷蔵へ移す
冷凍保存
約2〜4週間
未開封 冷蔵で約2〜4日、冷凍で約2〜4週間
開封後 開封後は冷蔵で2〜3日以内に使用

豚肉は冷蔵で2〜4日、冷凍で2〜4週間保存できます。適切な保存方法と腐敗サインを把握すれば、いつでも安全に美味しく食べられます。

豚肉の基本情報

豚肉は高たんぱく・ビタミンB1が豊富な畜肉です。100gあたり約156kcalで、脂質は部位により変わりますが、赤身は比較的低脂肪です。生食は食中毒リスクがあるため、中心温度75℃以上で1分以上加熱することが推奨されています。

賞味期限と消費期限の違いと目安

賞味期限は品質が保たれる期限で、風味や食感が良好な期間を示します。未開封のパックは冷蔵で約2〜4日、冷凍で約2〜4週間が目安です。
消費期限は安全に食べられる期限です。開封後はなるべく早く、特にひき肉は当日中に使用するのが安全です。

保存方法の詳細

常温

豚肉は常温保存を推奨しません。数時間以内に冷蔵庫へ移す必要があります。

冷蔵(0〜5℃)

部位別の目安は以下の通りです。

  • ステーキ・ロースなどの赤身肉:2〜4日
  • ひき肉・バラ肉:1〜2日(できるだけ早く使用)

冷凍(-18℃以下)

しっかり密閉し、できるだけ空気を抜くことで2〜4週間の保存が可能です。部位により若干の差がありますが、一般的にはこの範囲が安全です。

保存容器・包装のおすすめ

  • ジップロックや真空パックで空気を除去
  • 切り口はラップで密閉し、乾燥を防止
  • 冷凍する際は一食分ずつ平らに広げ、速凍を促す

季節別の注意点

夏場は特に温度管理が重要です。購入後すぐに冷蔵または冷凍し、室温に長時間放置しないようにしましょう。冬場は冷蔵庫内の温度が低めになるため、保存期間がやや伸びることがありますが、目安は変わりません。

まとめ

豚肉は冷蔵で2〜4日、冷凍で2〜4週間が安全な保存期間です。密閉包装と適切な温度管理、そして腐敗サインのチェックを徹底すれば、いつでも安心して美味しく食べられます。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫のチルド室へ入れる
密閉できるジップロックや真空パックで空気を抜く
切り口はラップで包み乾燥を防ぐ
冷凍する際は一食分ずつ小分けし、平らに広げて速凍する
解凍は冷蔵庫で自然解凍し、再冷凍は避ける

腐敗の見分け方

色が灰白色に変わる
異臭(酸っぱい・腐敗臭)がする
表面にぬめりが出る
カビが生える
粘りが増す

よくある質問

A
ひき肉は細菌が繁殖しやすく、開封後は冷蔵で1〜2日以内に使用するのが安全です。長く保存したい場合は、購入後すぐに小分けして冷凍し、2〜4週間以内に使い切りましょう。
A
鮮度の目安は、肉色が鮮やかな赤色(部位により淡いピンク)で、光沢があり、粘りや異臭がないことです。表面が乾燥して灰白色になっている、または血のような濁った液が出ている場合は鮮度が落ちています。
A
冷凍保存中に肉の細胞が凍結すると、氷結晶が細胞壁を破壊し、解凍時に水分が流出します。この水分が風味成分を流し出すため、長期間の冷凍(4週間以上)で風味が低下しやすくなります。できるだけ速凍し、2〜4週間以内に使用するのがベストです。
A
酸味のあるマリネ液は保存性を多少高めますが、冷蔵での保存期間は変わりません。マリネした豚肉は冷蔵で2〜3日以内に調理し、冷凍する場合はマリネ液ごと密閉容器に入れ、速凍して2〜4週間以内に使用してください。
A
最も安全なのは冷蔵庫でゆっくり解凍する方法です。1kgのブロック肉なら約12〜24時間かかります。急ぎの場合は、密閉袋に入れたまま流水で解凍し、30分〜1時間で解凍できますが、再冷凍は避けてください。解凍後はすぐに加熱し、中心温度75℃以上で1分以上加熱します。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください