肉類

牡丹肉(ジビエ)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を長持ちさせるコツ

2025年12月28日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
2時間以内(常温は推奨しません)
冷凍保存
約3か月(-18℃以下)
未開封 製造日から約2日(冷蔵)
開封後 開封後1日以内(冷蔵)

牡丹肉はジビエの一種で、鮮度が命です。ここでは、賞味期限・消費期限の目安と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法をまとめ、腐敗を見分けるポイントや長持ちさせるコツを管理栄養士がわかりやすく解説します。

牡丹肉の基本情報

牡丹肉は野生のシカやイノシシなどの肉ではなく、主に日本の山間部で狩猟されるシカの肉のことを指すことが多く、ジビエ(野生動物の肉)に分類されます。ビタミンB群や鉄分、亜鉛も含まれ、栄養価の高い食材です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

ジビエは生鮮肉と同様に、賞味期限は「品質が保たれる期間」、消費期限は「安全に食べられる最終日」を示します。牡丹肉は加工されていない生肉のため、主に消費期限が設定されます。

  • 未開封・真空包装の場合:冷蔵で約2日(消費期限)
  • 開封後・通常包装の場合:冷蔵で約1日以内に使用
  • 冷凍保存の場合:-18℃以下で約3か月が目安(品質保持期間)

保存方法の詳細

常温保存

ジビエは常温保存に向きません。購入後2時間以内に冷蔵または冷凍へ移すことが安全です。

冷蔵保存(0〜4℃)

  • 未開封の真空パックは冷蔵庫のチルド室で保存し、2日以内に使用。
  • 開封後は密閉容器またはラップで包み、できるだけ早く調理(1日以内)する。
  • 肉汁が他の食品に付着しないよう、皿やトレイに乗せて保存。

冷凍保存(-18℃以下)

  • 真空包装またはジッパーバッグに空気を抜いて保存。
  • 冷凍庫の奥(温度が安定しやすい場所)に入れ、3か月以内に使用。
  • 解凍は冷蔵庫内で24時間かけて行うか、流水で急速解凍し、再冷凍は避ける。

保存容器や包装のおすすめ

・真空パック:酸化を防ぎ、保存期間を延長。

・ジッパー付きフリーザーバッグ:空気抜きができるものを選ぶ。

・密閉容器(プラスチックまたはガラス):開封後の保存に最適。

季節別の注意点

  • 夏場(30℃以上)は特に早めに冷蔵・冷凍へ移す。
  • 冬場は室温が低くても、細菌増殖を防ぐためにすぐに冷蔵が推奨される。
  • 狩猟シーズン直後は鮮度が高いが、流通までの時間が長くなることがあるため、購入時に温度管理が徹底されているか確認。

まとめ

牡丹肉はジビエ特有の風味と高い栄養価が魅力ですが、鮮度管理が最重要です。冷蔵では2日以内、冷凍では3か月以内に使用し、密閉・真空包装で保存すれば、風味と栄養を損なわずに美味しくいただけます。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵または冷凍へ移す
真空パックまたはジッパーバッグで空気を抜く
肉汁が他の食品に付かないよう皿に乗せて保存する
冷凍庫の奥で温度が安定した場所に入れる
解凍は冷蔵庫内でゆっくり行い、再冷凍は避ける

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
粘りが出ている
表面にカビが生えている
血のにおいが強くなる

よくある質問

A
適切に真空包装し-18℃以下で保存すれば、風味の劣化は最小限です。目安は3か月以内の使用をおすすめします。長期間保存すると脂肪の酸化が進み、独特の臭みが出やすくなります。
A
開封後は酸素に触れるため、冷蔵(0〜4℃)での保存は1日以内が安全です。できるだけ早く調理し、残りはすぐに加熱または冷凍してください。
A
鮮度の目安は、色が鮮やかな赤色(血の赤)で、光沢があり、粘りや異臭がないことです。変色や粘り、酸っぱい匂いがしたら使用を中止してください。
A
加熱済みの牡丹肉は、冷ましてから密閉容器に入れ、冷蔵で2日以内に食べ切るのが目安です。長期保存したい場合は、冷凍(-18℃以下)で1か月程度保存可能です。再加熱は中心部が75℃に達するまで行ってください。
A
栄養素(特にビタミンB群や鉄分)は酸化や高温で失われやすいです。真空包装で酸素を遮断し、冷蔵・冷凍で低温を保つことで、栄養価の低下を抑えられます。また、解凍は冷蔵庫内でゆっくり行うと、栄養流出を最小限にできます。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

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監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください