肉類

鶏肉(肉類)の賞味期限と正しい保存方法

2025年12月27日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
2時間(常温放置は非推奨)
冷凍保存
2週間(-18℃以下)
未開封 製造日から約1日(冷蔵)
開封後 開封後24時間以内

鶏肉は鮮度が落ちやすく、保存方法を間違えると食中毒のリスクが高まります。ここでは、賞味期限・消費期限の目安と、冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存法をまとめました。

鶏肉の基本情報

鶏肉はその他(家禽)に属し、100gあたり約149kcal、タンパク質が豊富です。ビタミンB群やミネラル(鉄・亜鉛)も含まれ、加熱調理で栄養が損なわれにくいのが特徴です。ただし、サルモネラやカンピロバクターなどの食中毒菌が付着しやすいため、生食は避け、中心温度75℃以上で1分以上加熱することが必須です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

鶏肉は「消費期限」が設定される食品です。未開封の状態で冷蔵保存した場合、製造日から約1日が目安となります。開封後はできるだけ早く(24時間以内)に使用してください。冷凍保存であれば、品質を保つために2週間以内の使用をおすすめします。

保存方法の詳細

常温

常温での保存は推奨しません。室温(20〜25℃)で放置すると、2時間以内に細菌が増殖し始めます。

冷蔵(0〜5℃)

  • 未開封パックは冷蔵庫の最下段に置き、他の食材と接触しないようにします。
  • 開封後は密閉容器またはラップで包み、できるだけ早く使用(24時間以内)してください。
  • ドリップ(肉汁)が他の食品に付かないよう、受け皿を使用します。

冷凍(-18℃以下)

  • できるだけ空気を抜いた密封袋に入れ、平らにして保存すると解凍時にムラが少なくなります。
  • 保存期間は2週間以内が目安です。長期間保存すると風味が落ちます。
  • 解凍は冷蔵庫内でゆっくり行うか、電子レンジの解凍モードを使用し、再加熱は必ず中心温度75℃以上に。

保存容器・包装のおすすめ

・真空包装またはジッパー付き保存袋で空気を遮断
・プラスチック容器よりも耐熱ガラス容器の方が匂い移りが少ない
・ラップは密着させ、肉汁が外に漏れないようにする

季節別の注意点

夏場は特に細菌増殖が速くなるため、購入後はすぐに冷蔵または冷凍し、冷蔵保存は24時間以内に使用してください。冬場は冷蔵庫内の温度が安定しやすいものの、結露で包装が濡れやすくなるので、乾いたキッチンペーパーで表面を軽く拭くと鮮度が保ちやすくなります。

まとめ

鶏肉は冷蔵で約1日、冷凍で約2週間が安全な保存目安です。生食は絶対に避け、中心温度75℃以上で1分以上加熱することが重要です。正しい包装と温度管理で、栄養と美味しさを長持ちさせましょう。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵または冷凍に入れる
他の食品と分けて密閉容器で保存する
肉汁が漏れないように受け皿やトレーを使用する
冷凍は空気を抜いたジッパー袋に平らに入れる

腐敗の見分け方

変色している
異臭がする
表面がぬめりがある
カビが生えている

よくある質問

A
冷凍保存は-18℃以下で行えば2週間以内は風味を保てますが、長期間(1か月以上)保存すると凍結焼けで風味が低下します。できるだけ2週間以内に使用するのが安全です。
A
ドリップにはサルモネラやカンピロバクターなどの食中毒菌が含まれる可能性があります。直接触れた食品に菌が移ると、加熱不足でも食中毒のリスクが高まります。必ず受け皿に入れ、他の食材と分けて保存してください。
A
鮮度の目安は、肉の色が淡いピンクで光沢があり、臭いがほとんどしないことです。変色(灰色や緑がかる)や粘り、酸っぱい臭いがある場合は腐敗が進んでいる可能性があります。
A
加熱後は常温で2時間以内に冷蔵庫へ移し、保存は3日以内に使用してください。再加熱する際は中心温度75℃以上で1分以上加熱し直すと安全です。
A
安全な解凍方法は冷蔵庫内で行うことです。急ぎの場合は電子レンジの解凍モードを使用し、すぐに調理してください。常温での自然解凍は細菌増殖が速くなるため避けるべきです。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

大塚 絵里

大塚 絵里 管理栄養士

中堅スタッフ / 公認スポーツ栄養士

早稲田大学 スポーツ科学部

管理栄養士 (2014年) 公認スポーツ栄養士 (2017年) NSCA-CPT (2015年)

専門: アスリートのウェイトコントロール、筋肉量維持の食事法、サプリメント活用

フィットネスクラブ専属栄養士を経て、医学的知識を深めるため病院へ転職。地元の市民マラソンチームや高校部活動への出張講義も担当。

1,680件以上の記事を監修

野村 悦子

野村 悦子 管理栄養士

副科長 / 糖尿病療養指導士(CDEJ)

徳島大学 医学部 栄養学科

管理栄養士 (1996年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2000年) 病態栄養専門管理栄養士 (2008年) 栄養サポートチーム専門療法士 (2010年)

専門: カーボカウント指導、インスリン治療中の食事調整、モチベーション管理

糖尿病治療の現場で30年。「食べてはいけない」ではなく「どう食べるか」を提案するスタイルで、多くの患者のHbA1cを改善させてきたレジェンド。

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください