結論：子宮は鮮度が落ちやすい内臓肉です。購入後はすぐに冷蔵（0〜4℃）で保存し、2日以内に使用するのが安全です。長期保存したい場合は、密閉包装にして冷凍（-18℃以下）し、2か月以内に使い切ると品質を保てます。
子宮の基本情報
子宮は哺乳類の内臓肉に分類され、主に牛・豚・鶏などの家畜の子宮が食材として利用されます。100gあたり約68kcalで、タンパク質が豊富（約12g）し、ビタミンB群やミネラル（鉄・亜鉛）も含まれますが、脂肪は比較的少ないのが特徴です。調理法としては、薄切りにして炒め物や煮込み料理、または串焼きにすることが多いです。
賞味期限・消費期限の違いと目安
- 賞味期限：品質が保たれる期間。未開封の真空パックで冷蔵保存した場合、製造日から約3日が目安です。
- 消費期限：安全に食べられる最終日。開封後は2日以内に使用することが推奨されます。
保存方法の詳細
常温保存
内臓肉は常温保存に向きません。室温（20℃前後）での保存は2時間以内に冷蔵へ移すか、調理することが安全です。
冷蔵保存（0〜4℃）
- 未開封の真空パック：製造日から3日以内
- 開封後または包装を外した場合：2日以内に使用
- 保存容器は密閉できるプラスチック容器かジップロック袋を使用し、余分な水分を拭き取ってから入れる
冷凍保存（-18℃以下）
- 真空包装またはフリーザーバッグに入れ、できるだけ空気を抜く
- 保存期間は約2か月が目安（品質保持）
- 解凍は冷蔵庫内で自然解凍し、再冷凍は避ける
保存容器や包装のおすすめ
・真空パック機があれば、真空包装が最も効果的です。
・ジップロックのような二重ロック式フリーザーバッグは、空気をしっかり抜けるので便利です。
・保存容器はプラスチック製の密閉容器か、ステンレス製のフタ付き容器が衛生的です。
季節別の注意点
- 夏季（6〜8月）: 気温が高くなるため、購入後はすぐに冷蔵・冷凍し、2時間以内に室温に放置しない。
- 冬季（12〜2月）: 気温が低くても、冷蔵庫の温度が上がりやすいので、温度管理は必ず行う。
まとめ
子宮は栄養価が高い一方で、鮮度が落ちやすい食材です。購入後は速やかに冷蔵・冷凍し、開封後は2日以内に使用することが安全です。適切な包装と温度管理で、風味と栄養を長持ちさせましょう。
