ボタンエビは冷蔵で2〜5日、冷凍で2〜4週間保存できることが一般的です。ここでは、鮮度を保つための正しい保存方法と、腐敗を見分けるポイントを管理栄養士が分かりやすく解説します。
ボタンエビの基本情報
ボタンエビはエビ科に属する小型の甲殻類で、主に刺身や天ぷら、炒め物に利用されます。100gあたり約68kcalと低カロリーで、タンパク質やビタミンB12、ミネラル(亜鉛・セレン)を含みます。鮮度が落ちやすいため、購入後すぐに適切な保存を行うことが重要です。
賞味期限と消費期限の違いと目安
ボタンエビは加工・加熱処理の有無で表示が変わります。
- 未加工(生)エビ): 製造日から冷蔵で2〜5日が目安(消費期限)。
- 加熱加工済み(茹でエビ・天ぷら等): 賞味期限は包装に記載されますが、開封後は冷蔵で2日以内の使用が推奨されます。
保存方法の詳細
常温
常温保存は非推奨です。温度が上がると細菌増殖が早くなるため、必ず冷蔵または冷凍で保存してください。
冷蔵(0〜5℃)
冷蔵では2〜5日が目安です。部位や処理状態により差がありますが、できるだけ早く使用するのがベストです。
冷凍(-18℃以下)
ラップで密閉し、空気を抜いた状態で保存すれば、2〜4週間程度品質を保てます。長期保存したい場合は、できるだけ薄く平らにして凍らせると解凍時の水分が少なくなります。
保存容器・包装のおすすめ
- 密閉できるジッパー付きビニール袋または真空パックが最適。
- 冷蔵の場合は、皿に乗せて軽くラップで覆い、乾燥を防止。
- 冷凍する際は、1回分ずつ小分けにしてラップで包み、さらにフリーザーバッグに入れる。
季節別の注意点
ボタンエビは主に秋から冬にかけての漁獲が多く、季節が進むと供給が減少しやすくなります。季節外の輸入品は保存期間が短くなることがあるため、購入時に鮮度表示を確認し、早めに使用しましょう。
まとめ
ボタンエビは冷蔵で2〜5日、冷凍で2〜4週間保存可能です。常温は避け、密閉容器で冷蔵・冷凍し、鮮度を保つためのコツを守ることで、栄養と風味を長く楽しめます。