レモングラスは、タイ料理やベトナム料理で欠かせない爽やかな香りのハーブです。結論は、常温では1〜2日、冷蔵で5〜10日、冷凍で1〜3ヶ月保存できるということです。適切な保存方法を守れば、料理に使える鮮度を長く保てます。
レモングラスの基本情報
レモングラスはイネ科(Poaceae)に属する多年草で、茎の部分が香りの元となります。乾燥させたものは調味料やハーブティーとしても利用され、100 gあたり約86 kcalのエネルギーを含みます。ビタミンCやクエン酸、シトラールといった抗酸化成分が含まれ、消化促進やリラックス効果が期待されています(※効果は個人差があります)。
賞味期限・消費期限の違いと目安
レモングラスは生鮮ハーブに分類されるため、製造日からの「賞味期限」よりも「保存期間」の目安が重要です。
- 常温保存(未処理):1〜2日が目安。水に挿すと多少延長できます。
- 冷蔵保存(湿らせた状態):5〜10日が目安。
- 冷凍保存(カットまたはみじん切り):1〜3ヶ月が目安。
開封後は、できるだけ早く使用し、保存期間が過ぎたら廃棄してください。
保存方法の詳細
常温保存
根元を水に差し、ビニール袋で覆うと乾燥を防げます。ただし、温度が高い季節は1日でしおれやすいため、早めに冷蔵へ移すのが安全です。
冷蔵保存
茎を湿らせたキッチンペーパーで包み、密閉できる保存容器やジップロックに入れます。温度は0〜4℃が最適です。
冷凍保存
使用しやすいサイズ(1〜2 cm幅)にカットし、フリーザーバッグに入れて空気を抜きます。凍結後は料理に直接加えても風味が損なわれにくいです。
保存容器や包装のおすすめ
- 常温:根元を水に浸し、通気性のあるビニール袋で覆う。
- 冷蔵:湿らせたキッチンペーパー+密閉容器。
- 冷凍:フリーザーバッグ+平らに広げて凍結。
季節別の注意点
- 夏場は高温と直射日光で急速に乾燥・萎れやすいので、購入後はすぐに冷蔵へ。
- 冬場は室温が低くなるため、常温保存でも1〜2日程度は持ちますが、湿度が低いと乾燥が早まります。
まとめ
レモングラスは正しい保存で鮮度を保ち、料理の風味を長く楽しめます。常温は1〜2日、冷蔵は5〜10日、冷凍は1〜3ヶ月が目安です。湿度管理と密閉がポイントですので、ぜひ実践してください。