果物

パパイヤ(果物)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を長持ちさせるコツ

2026年1月29日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
約3〜7日(熟成期間)
冷凍保存
約1か月(皮・種除去後)
未開封 購入日から約3〜7日(常温)または約2〜3週間(冷蔵)
開封後 カット後は冷蔵で約3〜5日、冷凍で約1か月

パパイヤは熱帯地域で栽培される甘くてジューシーな果物です。購入後すぐに食べるのがベストですが、適切に保存すれば鮮度と栄養を長く保てます。この記事では、パパイヤの基本情報、賞味期限と消費期限の目安、常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存方法、そして腐敗サインや保存のコツを詳しく紹介します。

パパイヤの基本情報

・分類:パパイヤ科(Caricaceae)に属する果物
・主な産地:タイ、インドネシア、フィリピン、メキシコなど熱帯地域
・栄養価(100gあたり):エネルギー約50kcal、ビタミンC約60mg、ビタミンA(β‑カロテン)約950IU、食物繊維約1.7g、カリウム約182mg
・特徴:成熟すると甘い黄色の果肉と黒い種が現れ、柔らかくなるほど食べ頃です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

パパイヤは生鮮食品のため、製造日からの「賞味期限」よりも「消費期限」が重視されます。未カットのままの状態では、常温で約3〜7日、冷蔵で約2〜3週間が目安です。カットした場合は、冷蔵で約3〜5日、冷凍で約1か月まで保存可能です。

保存方法の詳細

  • 常温保存(熟成):購入直後は風通しの良い冷暗所(20〜25℃)に置き、3〜7日で熟成させます。熟しすぎたらすぐに冷蔵へ。
  • 冷蔵保存(熟した状態):熟したパパイヤはラップで軽く包むか、通気性のあるビニール袋に入れ、4〜7℃の果物室で保管します。低温障害を防ぐため、10℃以下の極端に低い温度は避けましょう。
  • 冷凍保存:皮をむき、種と薄皮を取り除き、食べやすい大きさに切ります。密閉できるフリーザーバッグに入れ、空気をしっかり抜いてから-18℃以下で保存すれば約1か月間品質を保てます。

保存容器や包装のおすすめ

・未カットは紙袋や通気性のあるビニール袋で保存し、湿気がこもらないようにします。
・カット後は、切り口をラップで密閉し、密閉容器に入れると乾燥や酸化を防げます。
・冷凍時は、できるだけ空気を抜いたフリーザーバッグか、真空パックが最適です。

季節別の注意点

日本では輸入が中心のため、通年入手可能ですが、夏季は輸入量が増えるため比較的安価です。夏場は高温になるため、常温での熟成が早く進みやすく、熟しすぎに注意が必要です。逆に冬季は冷蔵保存が長めにできるため、余分に購入した分は冷蔵で管理すると良いです。

まとめ

パパイヤは適切な温度管理と包装で、常温で数日、冷蔵で数週間、冷凍で約1か月と長く楽しめます。保存のコツを守り、鮮やかな色と甘い香りを保ったまま、ビタミンCやβ‑カロテンをしっかり摂取しましょう。

保存のコツ

熟すまで常温で風通しの良い場所に置く
熟したらすぐに冷蔵庫の野菜室へ移す
ラップや通気性のある袋で乾燥を防ぐ
カット後は密閉容器に入れ、空気に触れさせない
冷凍する際は皮・種を除去し、フリーザーバッグに空気抜きして保存する

腐敗の見分け方

変色して黒くなる
異臭(酸っぱい・腐敗臭)がする
表面がべたべたしぬめりが出る
カビが生えている
柔らかくなりすぎて押すと崩れる

よくある質問

A
はい。パパイヤは10℃以下の低温に長時間さらされると表面が黒ずんだり、食感が変わる低温障害を起こすことがあります。冷蔵保存は4〜7℃の野菜室で、長期間の保存は避けましょう。
A
熟したパパイヤは皮がやや柔らかく、軽く押すとへこむ程度です。色は黄橙色に変化し、甘い香りが漂います。逆に硬すぎる、緑が残っている場合はまだ未熟です。
A
カット後は空気に触れやすくビタミンCが酸化しやすいので、ラップでしっかり包み、密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。できるだけ早め(3〜5日以内)に食べ切ると栄養損失を最小限に抑えられます。
A
冷凍したパパイヤは冷蔵庫で一晩自然解凍するか、使用直前に常温で15〜20分置くと柔らかくなります。電子レンジの解凍は部分的に加熱が入りやすく風味が損なわれるため、できるだけ避けてください。
A
パパイヤはエチレンを多く放出するため、バナナやアボカドなどエチレンに敏感な果物と一緒に保存すると熟成が早まります。逆に、エチレンの放出が少ないリンゴや柑橘類とは分けて保存すると品質を保ちやすいです。

参考資料

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

宮本 千春

宮本 千春 管理栄養士

スタッフ(緩和ケア・高齢者担当)

神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科

管理栄養士 (2021年) 介護食士2級 (2022年)

専門: 嚥下調整食の提案、食欲不振時の工夫、傾聴カウンセリング

特別養護老人ホームで5年間勤務後、「最期まで口から食べる幸せを支えたい」という思いで医療現場へ。高齢患者からの指名率No.1。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

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この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください