結論から言うと、キウイフルーツは冷蔵保存が最も長持ちし、2〜3週間は新鮮さを保てます。冷凍すれば1〜2ヶ月、常温でも1〜2週間程度は食べられますが、熟成が進みやすいので注意が必要です。
キウイフルーツの基本情報
キウイフルーツはミカン科ではなく、実際にはミカン科に属さないウリ科（Actinidiaceae）に属する果物です。外皮は茶褐色で毛が生えており、内部は鮮やかな緑色または黄金色の果肉が特徴です。100gあたり約68kcalで、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維、カリウムが豊富に含まれ、抗酸化作用や免疫力向上が期待できます。
賞味期限・消費期限の違いと目安
キウイフルーツは生鮮食品のため、一般的には「賞味期限」ではなく「消費期限」が表示されます。未開封の状態で常温保存した場合は1〜2週間、冷蔵（果物室）で2〜3週間が目安です。カットしたり皮をむいたりした後は、冷蔵で3〜5日、冷凍で1〜2ヶ月まで品質を保てます。
保存方法の詳細
- 常温保存（1〜2週間）：涼しく直射日光の当たらない場所に置き、熟成させたいときは紙袋に入れるとエチレンガスが循環しやすくなります。
- 冷蔵保存（2〜3週間）：野菜室に入れ、ポリ袋や保存容器に入れて乾燥を防ぎます。熟成を止めたい場合は、密閉できるビニール袋に入れ、余分な空気を抜いて保存します。
- 冷凍保存（1〜2ヶ月）：皮をむき、食べやすいサイズにカットした後、フリーザーバッグに入れ空気をしっかり抜いて保存します。冷凍したキウイはスムージーやデザートに最適です。
保存容器や包装のおすすめ
・ポリ袋：乾燥防止に最適。小さめの袋に入れ、できるだけ空気を抜く。
・密閉容器：カット後はプラスチック容器かガラス容器に入れ、ラップで覆うと酸化を防げます。
・フリーザーバッグ：冷凍時は平らに広げて凍らせると、解凍後に均一に使いやすくなります。
季節別の注意点
キウイは主に秋から冬にかけて出荷が増えますが、輸入品は通年入手可能です。夏場は常温での保存が早く熟成しやすく、腐敗が進みやすいので必ず冷蔵に移すようにしましょう。冬は低温でも熟成が遅くなるため、長期保存がしやすくなります。
まとめ
キウイフルーツは冷蔵保存で2〜3週間、冷凍保存で1〜2ヶ月と長持ちさせやすい果物です。乾燥防止のためにポリ袋や密閉容器を活用し、熟成させたいときは常温の紙袋に入れると便利です。腐敗サインに注意しながら、栄養豊富なキウイを美味しく楽しんでください。
詳しい保存のポイントは[[レインボーレッドキウイ（果物）の賞味期限と正しい保存方法｜鮮度を長持ちさせるコツ（果物）]]もご参照ください。
