いちごは傷みやすい果物ですが、正しい保存方法を守れば購入後でも数日間は鮮度を保てます。本記事では、いちごの賞味期限と消費期限の目安、常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存ポイント、さらに腐敗を見分けるサインやよくある質問に答えます。
いちごの基本情報
いちごはバラ科に属する一年草の果実で、甘酸っぱい風味が特徴です。100gあたり約31kcalで、ビタミンCや食物繊維、ポリフェノールが豊富です。日本各地で栽培され、季節は主に12月〜5月がピークです。
賞味期限・消費期限の違いと目安
- 賞味期限:品質が保たれる期間。いちごは冷蔵で約2〜3日、冷凍で約1〜2ヶ月が目安です。
- 消費期限:安全に食べられる最終日。いちごは生鮮食品のため、賞味期限とほぼ同じ期間と考えてください。
保存方法の詳細
常温保存
いちごは常温では数時間から半日程度しか持ちません。風通しの良い冷暗所に置き、できるだけ早く食べるか、すぐに冷蔵へ移すことをおすすめします。
冷蔵保存(野菜室)
パックのまま、ヘタは下向きにし、ペーパータオルで軽く覆って湿度を調整します。洗うのは食べる直前にし、2〜3日以内に消費してください。
冷凍保存
ヘタを取り除き、軽く水気を拭き取ってからフリーザーバッグに平らに入れます。できるだけ空気を抜き、-18℃以下で保存すれば1〜2ヶ月持ちます。解凍は冷蔵でゆっくり行うと風味が保たれます。
保存容器や包装のおすすめ
- 通気性のあるプラスチックケースや紙容器は湿気がこもりやすくなるため、ペーパータオルと組み合わせる。
- 冷凍時はジップロックのように密閉できる袋を使用し、平らにして重ね保存すると解凍時に形が崩れにくい。
季節別の注意点
収穫直後の春先は水分が多く傷みやすいので、すぐに冷蔵へ。晩秋の品種は甘みが増す代わりに表面が乾燥しやすく、保存前に軽く水で拭くと効果的です。
まとめ
いちごは鮮度が命です。購入後はなるべく早く冷蔵に移し、ペーパータオルで湿度管理を行いましょう。長期保存したい場合は冷凍が最適です。正しい保存で、甘さと栄養をしっかりキープしてください。
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