紅ほっぺ(べにほっぺ)は大粒で甘みと酸味が調和したイチゴの品種です。傷みやすい生鮮果物なので、正しい保存方法を守ることで美味しさと栄養を長く楽しめます。

紅ほっぺの基本情報

・分類: バラ科イチゴ属(イチゴ)
・品種名: 紅ほっぺ(べにほっぺ)
・特徴: 大粒で甘みが強く、程よい酸味があり、食感がしっかりしています。
・栄養価: 100gあたり約48kcal、ビタミンCや食物繊維、ポリフェノールが豊富です。

賞味期限・消費期限の違いと目安

イチゴは生鮮食品のため「消費期限」ではなく「賞味期限」が設定されることが多いです。購入後はできるだけ早く食べることが推奨されますが、目安は次の通りです。

  • 未開封(購入時の状態): 冷蔵で約2〜3日が目安です。
  • 開封後(包装が破れた場合): できるだけ早く、2日以内に食べ切ることをおすすめします。

保存方法の詳細

常温保存

常温では数時間〜半日程度しか持ちません。風通しの良い冷暗所に置くと多少遅らせられますが、鮮度は急速に低下します。

冷蔵保存(野菜室)

最も一般的で安全な保存方法です。

  • 保存温度: 約0〜5℃の野菜室
  • 保存期間: 2〜3日
  • ポイント: 洗わずにペーパータオルで水分を吸収させ、ヘタは下向きにして保存します。

冷凍保存

長期保存したいときは冷凍が有効です。

  • 下処理: 洗ってヘタを取り、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。
  • 保存容器: 密閉できるフリーザーバッグまたは保存容器に入れ、空気を抜きます。
  • 保存期間: 1〜2ヶ月
  • 解凍方法: 冷蔵庫で自然解凍するか、使用直前に流水で軽く洗い流すと風味が保てます。

保存容器や包装のおすすめ

・紙タオルやキッチンペーパーで水分を吸収させた状態で、通気性のあるプラスチックケースに入れると、カビの発生を抑えられます。
・冷凍保存はフリーザーバッグに平らに広げ、重ねずに保存すると解凍時に形が崩れにくくなります。

季節別の注意点

紅ほっぺは主に春から初夏に出回りますが、季節が進むと糖度が上がりやすくなります。そのため、夏場は特に冷蔵保存を徹底し、早めに消費することが大切です。

まとめ

紅ほっぺは甘さと酸味のバランスが良いイチゴですが、傷みやすいため冷蔵保存(2〜3日)を基本とし、長期保存は冷凍(1〜2ヶ月)で対応しましょう。保存のコツを守り、鮮度と栄養を最大限に楽しんでください。