結論から言うと、フェイジョアは冷蔵で5〜7日、冷凍で約2〜3か月保存でき、正しい保存方法と容器選びで鮮度と栄養を長く保てます。
フェイジョアの基本情報
フェイジョア（学名: Acca sellowiana）は南米原産の熱帯果実で、日本でも温室栽培や輸入で入手できます。外皮は緑がかった黄色で、熟すと甘酸っぱい香りが漂い、果肉は柔らかくクリーミーです。100gあたり約68kcalと低カロリーで、ビタミンC、ビタミンB6、食物繊維、カリウムが豊富です。
賞味期限・消費期限の違いと目安
フェイジョアは生鮮果実のため、パッケージに記載される「賞味期限」は流通過程での目安です。一般的に、購入日から約5日以内に食べ切ることが推奨されます。開封（切り口ができた）後は、冷蔵で2〜3日以内に食べきると安全です。
保存方法の詳細
- 常温保存（室温）：熟したフェイジョアは1〜2日で過熟になるため、熟度が低いものは常温で2〜3日間追熟させると良いです。
- 冷蔵保存：熟したフェイジョアは紙袋や通気性のある容器に入れ、0〜5℃の冷蔵庫で保存します。切り口がある場合はラップで軽く包み、2〜3日以内に食べ切りましょう。
- 冷凍保存：皮をむき、果肉を一口大にカットしてから、密閉できるジップロック袋に入れ、できるだけ空気を抜いて凍らせます。冷凍庫の-18℃以下で保存すれば、約2〜3か月間品質を保てます。
保存容器や包装のおすすめ
・紙袋・通気性のあるビニール：常温で追熟させる際に最適です。
・密閉容器（プラスチック容器や真空パック）：冷蔵・冷凍時に酸化や乾燥を防ぎます。
・ラップ：切った面を覆うことで、酸化と乾燥を抑制します。
季節別の注意点
フェイジョアは主に夏から秋にかけて出回りますが、輸入品は通年入手可能です。夏場は高温で傷みやすいため、購入後はすぐに冷蔵へ移すことが重要です。冬場は低温でも凍結しにくいので、常温での追熟が比較的安全です。
まとめ
フェイジョアは甘酸っぱい味わいと豊富な栄養が魅力の熱帯果実です。正しい保存方法（常温での追熟、冷蔵での短期保存、冷凍での長期保存）と適切な容器を選ぶことで、賞味期限を延ばしながら美味しさと栄養を損なわずに楽しめます。ぜひ本記事のポイントを参考に、フェイジョアを安全に美味しく活用してください。
