小夏は夏に旬を迎える甘酸っぱい柑橘類です。冷蔵で2〜3週間、冷凍で約1か月保存できるので、適切な保存方法を守れば長く美味しく楽しめます。

小夏の基本情報

小夏(こなつ)は日本各地で栽培されている小型の柑橘類で、直径約4~5cm、皮は薄くややざらつきがあります。果肉はジューシーで甘味と酸味のバランスが良く、ビタミンCが約30mg/100gと豊富です。エネルギーは100gあたり約68kcalです。

賞味期限・消費期限の違いと目安

一般的に柑橘類は「賞味期限」が設定されます。未開封の状態で購入後、冷蔵(野菜室)で約14〜21日が目安です。開封後はできるだけ早く食べきることをおすすめしますが、保存状態が良ければ7〜10日程度は品質を保てます。

保存方法の詳細

常温保存

風通しの良い冷暗所に置き、直射日光と高温を避けます。30℃以下の環境であれば3〜7日間は大丈夫です。

冷蔵保存(野菜室)

プラスチック製の通気性のある容器や、軽く紙で包んでからビニール袋に入れます。温度は0〜5℃が理想で、約14〜21日間保存可能です。

冷凍保存

皮をむき、果肉を一口大にカットしてからフリーザーバッグに入れ、できるだけ空気を抜きます。-18℃で約30日間保存できます。解凍は冷蔵庫でゆっくり行うと風味が保たれます。

保存容器・包装のおすすめ

  • 通気性のあるプラスチック容器(蓋は半開き)
  • 紙タオルで軽く包んでからビニール袋に入れると湿度が調整できる
  • 冷凍時はジッパー付きフリーザーバッグを使用し、平らに広げて凍らせる

季節別の注意点

小夏は夏が旬ですが、収穫後すぐに出荷されるため、夏場は特に高温に注意が必要です。熱波が続くと表面が乾燥しやすくなるので、湿度の管理とこまめなチェックを行いましょう。秋口になると自然に糖度が上がり、保存期間がやや伸びます。

まとめ

小夏は適切に保存すれば冷蔵で2〜3週間、冷凍で約1か月持ちます。常温保存は3〜7日が限界です。皮をむいて冷凍することで長期保存が可能になり、料理の幅も広がります。腐敗サインに注意し、鮮度を保つコツを実践して美味しい小夏を楽しんでください。