果物

黄桃(果物)の賞味期限と正しい保存方法|鮮度を長持ちさせるコツ

2026年2月7日 更新 監修: 千葉 亮太(NST専従 / リーダー) 約2分で読める

保存方法別の日持ち

常温保存
3〜7日
冷凍保存
1〜2ヶ月
未開封 製造日から3〜7日(常温)/2〜3週間(冷蔵)/1〜2ヶ月(冷凍)
開封後 開封後は冷蔵で5〜7日以内に食べ切ることを推奨

黄桃は甘みとジューシーさが特徴の桃の品種です。結論は、冷蔵保存が最も安全で、常温は短期間、冷凍は皮をむいてカットすれば約1ヶ月保存可能です。この記事では、黄黄桃の基本情報から賞味期限・消費期限の違い、具体的な保存テクニック、腐敗サインまでを管理栄養士が監修してわかりやすく解説します。

黄桃の基本情報

黄桃はバラ科(Rosaceae)に属する桃(Prunus persica)の黄色い果肉の品種です。日本各地で栽培され、夏季に出荷されます。主な特徴は以下の通りです。

  • 果肉は鮮やかな黄色で、甘味と酸味のバランスが良い
  • 食感は柔らかくジューシー
  • 100 gあたりビタミンCやカリウムが豊富

賞味期限・消費期限の違いと目安

黄桃は生鮮食品のため、一般的に「消費期限」ではなく「賞味期限」が表示されます。賞味期限は、保存状態が適切であれば風味が保たれる目安です。

  • 常温保存の場合:賞味期限は出荷日から3〜7日程度が目安です。
  • 冷蔵保存(野菜室)の場合:賞味期限は2〜3週間。
  • 冷凍保存の場合:皮をむいてカットした状態で1〜2ヶ月。

保存方法の詳細

1. 常温保存(風通しの良い冷暗所)

涼しく湿度が低い場所で保存します。直射日光や高温多湿は避け、できるだけ早く食べ切ることが推奨されます。

2. 冷蔵保存(野菜室)

黄桃は低温に弱いと感じる方もいますが、果物室(約0〜5℃)で保存すれば熟成が遅れ、鮮度が保たれます。保存のポイントは以下です。

  • ポリ袋に軽く穴を開けて空気循環を確保
  • 乾燥防止のため、紙タオルで軽く包む
  • 他の果物と離して保存し、エチレンガスの影響を抑える

3. 冷凍保存

長期保存したいときは、皮をむいて食べやすい大きさにカットし、フリーザーバッグに入れて空気を抜きます。急速凍結できる冷凍庫(-18℃以下)で保存すれば、1〜2ヶ月間品質を保てます。

保存容器・包装のおすすめ

ポリ袋(ジップロック):空気を抜きやすく、湿度調整がしやすい。

密閉容器(プラスチック容器):衝撃から守り、におい移りを防止。

紙タオル:表面の水分を吸収し、乾燥を防ぐ。

季節別の注意点

  • 収穫直後(夏季):甘味が最高潮。できるだけ早く冷蔵に移す。
  • 秋口以降:熟成が進みやすくなるので、常温での放置は避ける。

まとめ

黄桃は冷蔵保存が最も安全で、常温は短期間、冷凍は皮をむいてカットすれば約1ヶ月保存可能です。乾燥防止とエチレンガスの管理が鮮度を保つ鍵となります。正しい保存で甘くジューシーな黄桃をいつでも楽しみましょう。

保存のコツ

購入後すぐに冷蔵庫の野菜室へ入れる
ポリ袋に入れ、軽く穴を開けて空気循環させる
紙タオルで表面の水分を拭き取り、乾燥を防ぐ
他のエチレン放出果物(バナナ等)と離して保存する
冷凍する場合は皮をむき、食べやすい大きさにカットしてから密閉袋に入れる

腐敗の見分け方

表面がしんなりしている
変色(茶色や黒斑)が出ている
異臭(酸っぱい・腐った匂い)がする
ぬめりが出ている
カビが生えている

よくある質問

A
冷凍すると細胞壁が壊れやすく、解凍時にやや柔らかくなりますが、甘みやビタミンCは約90%が保たれます。解凍は冷蔵でゆっくり行うと風味が落ちにくいです。
A
色が均一な鮮やかな黄色で、表面にしんなりした箇所や黒い斑点がないものが鮮度が高いです。軽く押して少し弾力があるものが食べ頃です。
A
切った黄桃は空気に触れやすく酸化しやすいので、レモン汁を少量まぶし、密閉容器に入れて冷蔵で2〜3日以内に使用してください。
A
ビタミンCは熱と酸素に弱いため、冷蔵保存が最適です。皮をむく場合はすぐに食べるか、レモン汁で酸化を防ぎ、密閉容器に入れて保存すると栄養損失を最小限に抑えられます。
A
はい、黄桃はエチレンに敏感です。他のエチレン放出果物(バナナ・リンゴ)と一緒に保存すると熟成が早まります。できるだけ別々の容器に入れるか、エチレン吸収シートを使用すると良いでしょう。
A
黄桃は生鮮食品のため、主に「賞味期限」が表示されます。賞味期限は風味が保たれる目安で、保存状態が良ければ期限後でも食べられることがありますが、消費期限は安全性の期限で、過ぎると食べない方が無難です。

参考資料

農林水産省「食品の保存と消費期限」
厚生労働省「家庭での食中毒予防」
日本フルーツ・ベリー協会「桃の保存ガイドライン」

この記事の監修者

管理栄養士・食品衛生の専門家チームが記事の正確性を監修しています

千葉 亮太

千葉 亮太 管理栄養士

NST専従 / リーダー

東京農業大学 応用生物科学部 栄養科学科

管理栄養士 (2016年) NST専門療法士 (2019年) 病態栄養専門管理栄養士 (2021年)

専門: 静脈経腸栄養管理、リハビリ栄養、褥瘡対策

急性期病院のICU担当を経て入職。重症患者の栄養管理に精通し、医師・看護師・薬剤師との多職種連携チーム(NST)のリーダーとして活躍。

1,680件以上の記事を監修

片桐 真理子

片桐 真理子 管理栄養士

栄養科長 / 統括管理栄養士

日本女子大学 家政学部 食物学科

管理栄養士 (2000年) 糖尿病療養指導士(CDEJ) (2005年) 栄養経営士 (2015年) 食品衛生管理者 (2003年)

専門: 組織マネジメント、病院食の質の向上、生活習慣病指導

総合病院で給食管理10年、臨床栄養へシフト後は生活習慣病チームリーダーを歴任。現在は科長として10名のスタッフを統括。

1,680件以上の記事を監修

広瀬 沙織

広瀬 沙織 管理栄養士

主任 / 臨床研究担当

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 食物栄養学(修士)

管理栄養士 (2016年) 栄養学修士 (2018年) 腎臓病療養指導士 (2020年)

専門: 学術論文の検索・翻訳、腎臓病の栄養管理、クリニカルパス作成

大学院(栄養学修士)修了後、大学病院の研究室を経て入職。最新の論文やガイドラインに基づいたエビデンスベースの指導を徹底。

1,680件以上の記事を監修

情報の信頼性について
監修体制

この記事は管理栄養士・食品衛生管理者を含む専門家チーム(7名)が監修しています。すべての記事は複数名による確認を経て公開されます。

情報ソース

農林水産省、厚生労働省、食品安全委員会、各食品メーカーの公式情報、および査読済み学術論文に基づいています。

更新方針

食品安全に関する新しいガイドラインや研究結果が発表された場合、速やかに記事内容を更新します。最終更新日は記事上部に表示しています。

ご注意

この記事で紹介している保存期間は目安です。実際の保存期間は、購入時の鮮度、保存環境(温度・湿度)、包装状態などにより異なります。

  • 異臭、変色、カビなど異変がある場合は、期間内でも食べないでください
  • 体調に不安がある方は、より短い期間での消費をおすすめします
  • お子様やご高齢の方には、特に鮮度に注意してください