市田柿は収穫後すぐに適切に保存すれば、冷蔵で約1ヶ月、冷凍でも約1ヶ月持ちます。ここでは賞味期限・消費期限の目安と、鮮度を保つための具体的な保存方法を管理栄養士がわかりやすく解説します。
市田柿の基本情報
市田柿はバラ科に属する甘柿の一種で、丸みのある形と濃いオレンジ色が特徴です。1個(約150 g)あたり約68 kcalのエネルギーが含まれ、ビタミンCや食物繊維、カリウムが豊富です。成熟した状態で食べると甘みが強く、乾燥させて干し柿にすることもありますが、ここでは生食・加熱調理を前提にした保存法を中心に紹介します。
賞味期限と消費期限の違いと目安
市田柿は生鮮食品のため「賞味期限」よりも「消費期限」が重要です。一般的に、収穫後または購入日から約7日以内(常温)に食べきることが推奨されます。冷蔵保存すれば約30日以内に食べ切ることが安全です。冷凍保存の場合は約30日以内に解凍し、加熱調理して使用してください。
保存方法の詳細
- 常温保存(風通しの良い冷暗所):1〜2週間が目安です。直射日光や高温多湿は避け、紙袋や新聞紙で包むと乾燥を防げます。
- 冷蔵保存(野菜室):ポリ袋に入れ、空気をできるだけ抜いて密閉します。エチレンガスが他の野菜や果物に影響しないよう、別の容器に分けて保存すると鮮度が保ちやすくなります。目安は1〜2ヶ月ですが、できるだけ約30日以内に食べ切ることをおすすめします。
- 冷凍保存:皮をむき、食べやすい大きさにカットしてからフリーザーバッグに入れ、できるだけ空気を抜きます。冷凍庫の温度は-18℃以下が理想で、保存期間は1〜2ヶ月です。解凍は冷蔵庫でゆっくり行うか、電子レンジの解凍モードで行い、加熱調理にすぐ使います。
保存容器や包装のおすすめ
・ポリ袋(ジップロック):空気を抜きやすく、エチレンガスの拡散を抑制。
・通気性のある紙袋:常温保存時に適度な呼吸を確保し、表面の結露を防止。
・フリーザーバッグ:冷凍時に水分が付着しにくく、解凍後の食感を保ちやすい。
季節別の注意点
- 収穫直後(秋):まだ硬めの段階なので、常温で追熟させると甘みが増します。追熟中は直射光を避け、風通しの良い場所に置きます。
- 冬季(保存中):冷蔵庫の温度が低すぎると凍結しやすくなるため、野菜室(約5〜8℃)を利用し、凍結防止のために袋に少量の紙タオルを入れると安心です。
- 春先(解凍後):冷凍した市田柿は解凍後すぐに加熱調理(煮物、スムージー等)すると栄養素のロスを抑えられます。
まとめ
市田柿は冷蔵で約1ヶ月、冷凍で約1ヶ月保存できる果物です。エチレンガスの影響を避けるために他の食材と分け、乾燥や結露を防ぐ包装を選びましょう。常温保存は1〜2週間が目安で、追熟させる場合は風通しの良い暗所が適しています。正しい保存で甘くてジューシーな市田柿を長く楽しんでください。